光文社文庫<br> 4000年のアリバイ回廊

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光文社文庫
4000年のアリバイ回廊

  • 著者名:柄刀一
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2022/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334733742

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内容説明

室戸沖(むろとおき)千メートルの深海で男の他殺体が発見された。被害者は、日本中が注目する縄文遺跡“高千穂ポンペイ”の発掘主任。発掘現場には当初、産廃処理施設の建設が予定されていたことから、その方面でのトラブルが殺人の動機と疑われるが……。一方、遺跡からも説明のつかない不可思議な発見が──。現代の謎(ミステリ)と古代の謎(ミステリ)が交錯する、壮大な“魂の物語”!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

geshi

30
縄文遺跡にまつわる謎と現代の発掘チームが関係する殺人事件を両立させようとして情報過多になっている。遺骨やDNAの謎でお腹いっぱいなのに、検査が詳細に書かれ、殺人のアリバイ検証に時刻表出してくるから、頭が追い付かない。肝心のトリックが予想つくものなので「その情報いらないだろ」と思いながら読んでいた。遺跡の真相は歴史ロマンを掻き立てられるものだが、そこで語られる考古学者の言葉が小説媒体そのものを否定していてモヤモヤする。ラストの夫婦の行く末にもあまり同調できなかった。2019/12/02

coco夏ko10角

26
深海で発見された他殺体、宮崎県で発見された遺跡にあった人骨の謎…。最初の方は現在の殺人事件が気になっていたけど、途中から縄文時代の人の生活や人骨の謎の方が。殺人事件は容疑者多すぎるのとアリバイがごちゃごちゃしすぎてて…(汗 2019/11/30

gonta19

2
2008/5/20 Amazonにて購入 2010/1/21~1/24 私にとって柄刀作品2作目。前作の3000年同様、過去の殺人事件と現在の殺人事件を行きつ戻りつしながらストーリーは展開する。今回は宮崎県で約4000年前に起こったと思われる火山噴火で一夜にして起こった集落の埋没遺跡での謎と室戸沖の海底深くで見つかった発掘現場関係者の死体。設定は非常に魅力的ではあるが、前回も感じたのだが、どうも柄刀さんの文体と私があっていないのか、非常に作品にのめりこめなかった。なんでかなぁ。結論はもう2,3作読んでか2010/01/24

都布子

0
縄文人の遺跡発掘の過程で浮かび上がった謎と、その発掘に関わる一人が殺された事件とが絡み合う構成となっています。古代の謎はそれこそ「浪漫」があって面白かったけれど、現代の謎の方はなんだか似た雰囲気の人が多くて、人物の識別がしづらかったのが私にとってはマイナス点だったかな~(~_~;)。

あんころもち

0
導入部分は魅力的だったけれど、読み始めると途中で何度も立ち止まり…… 遺跡略図を見るのは楽しかったけれど、現実に起こった殺人事件には のめり込めなかった。 時刻表の部分は読み飛ばしてしまったし、種子刑事も好きになれなかったなぁ。 リョウコとエイモスの最期も唐突すぎて、現実感が乏しいんだもの。 古代の謎解きはロマンだけれど、ミステリーとしては消化不良です。    残念…… 2015/04/05

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