光文社文庫<br> 蜃気楼・13の殺人

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光文社文庫
蜃気楼・13の殺人

  • 著者名:山田正紀
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334733926

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内容説明

栗谷村の村おこしマラソン大会の最中、忽然とランナー13人が消えた! 戦国時代の山城・十三曲坂を使った10キロのコースは、途中で抜け出ることのできない、いわば大密室……。後日、消えたランナーの一人が、木に突き刺さった無惨な姿で発見された。奇妙なことに、この一連の出来事が、150年前の古文書に書かれていた!? 奇才が挑んだ空前のトリック!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

森オサム

47
村おこしのマラソン大会で13人の参加者が消えてしまう。マラソンコースは一種の密室であり、途中で抜け出る事は出来ないはず。その後も次々と事件が起きるが、それは全て150年前の古文書に書かれていた事だった。謎はかなり良い、トリックも綺麗に納得できて面白い、人物のキャラ付けも良く出来ている。ただ、探偵役が二人おり、それぞれバラバラに謎を解いて行くため、視点がぐしゃぐしゃで分かり辛い。これが結構致命的かも。しかし、東京で会社を辞め、この村に溶け込むしか無い、と思い詰める主人公は鬼気迫る物があり、読み応えが有った。2017/05/25

やまだん

9
村起こしのマラソン大会の最中,密室状態のマラソンコースか13人が消失する…という魅力的な謎が提示される。更に、栗谷一揆騒動書控という古文書に沿った形で死体が発見される。この二つは,本格ミステリっぽいガジェットだが,物語そのものは本格ミステリらしからぬ展開を見せる。東京から都落ちした主人公,久保寺健一が栗谷村に溶け込もうと必死に謎解きをし,その義父である元刑事の貢新造が娘夫婦のために独自に捜査をする。風水林太郎までちょい役で登場するというてんこ盛りの内容。詰め込みすぎで,真相の描き方がイマイチ(50点)2017/11/18

ホレイシア

8
改めていろいろな抽斗を持った作家さんである。今年の読み納めにしたのは正解だった、満足♪。2008/12/31

goldius

5
全長10キロメートルの密室で13人が消える!2008/02/02

ぞるば

4
面白かったです。そりゃほかにないわね、という謎解きでした。ミステリとしてかっちりとしすぎるぐらいかなとも思いますが、でも、都会から逃れて来てなんとか村に溶け込もうとする健一の焦りや一種異常な心理状態、村の老人たちの一筋縄ではいかないかんじなどが絶妙でした。「そんな話、してたっけ?」と思ったところがひとつあったけど、私の勘違いか、文庫版のご愛嬌といったところでしょうか。2015/12/26

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