内容説明
<うまい酒肴と江戸人情に心の芯まであったまる、絶品時代小説!>
あんこう鍋に、鯔(ぼら)のへそ焼き、浅蜊の佃煮入りの卵焼き。
絶品料理には、かんばん娘・なずながつけた燗酒をどうぞ!
「めそめそしてはいられない。わたしは、ともえのかんばん娘だもの」
菱垣廻船の水主だった父が行方知れずになり、神田花房町にある居酒屋「ともえ」で働くこととなったなずなは14歳。
器量よしでぴりっとした女将のお蔦と、腕の立つ板前の寛助、ふたりの役に立ちたいなずなは、酒の燗をうまくつける工夫をしようと思い立つ。
だが、お客のことに首を突っ込んでしまい、思わぬ騒動に……。連作時代小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
162
タイトルが『かんばん娘_居酒屋ともえ繁盛記』で、裏表紙の内容説明に『うまい酒肴と江戸人情。絶品時代小説!』とあれば大好物の予感しかしません。著者は恐らく初読ですが、期待いっぱいで読み始めました。船乗りの父親が行方不明になり、ショックで母親は寝込みがちに。14歳のなずなが居酒屋で働くことに。艱難辛苦を乗り越え成長していくなずなを予想して読むが、果たしてなかなか盛り上がらない…。読みやすくて、時代物初心者でも楽しめると思いますが、期待値を高めすぎたことは失敗だったかな。ほのぼのとしたほんわか読後感です‼️🙇2024/07/23
優希
40
可愛いですね。なずなの好奇心はちょっと旺盛過ぎる気もしますが。2023/05/13
陽ちゃん
11
表題の『かんばん娘』には二つの意味があったんですね。廻船問屋の水主をしている父左馬次の乗った船が難破して、父の行方が分からなくなったなずなは、伯母の営む居酒屋で働くことになりますが、お客の事情に首を突っ込んだりと良くも悪くも好奇心が旺盛過ぎる気がします。まあ、まだ子どもですし、身内の店だからか大目には見てもらっているようですが…。2023/02/24
ぷにこ
5
水夫の父が難破で行方不明。叔母の経営する居酒屋で起こるちょっとした事件に首を突っ込まないといられないなずな。 何で気になるかの、なずななりの理由がよく解らないのと、叔母なりの愛情はあるんだろうけど、雇い主としての厳しさしか伝わってこなかったのは残念(>_<)2023/05/28
nyanlay
3
主人公がお酒の燗をつけるのをうまくなろうと頑張るくだりは健気な感じ。それを見守る寛助もお兄ちゃんぽくていいなと。女将のお蔦はキツく感じたな。もちろん女手ひとつで店を切り盛りしていくのは大変なんだけどね。で父さん登場。なんとなく盛り上がりに欠けた感じがしてしまいました。2024/05/26
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