集英社インターナショナル 愛を見つめて 高め合い、乗り越える（インターナショナル新書）

著者名：ハビエル・ガラルダ【著】

集英社（2022/12発売）

• ISBN：9784797681109

内容説明

男女の愛、家族愛、友愛――滞日60年を超えるカトリックの神父が、哲学者、神学者の観点から愛を論じる。依然として続くコロナ禍の中、人生に迷い将来の不安を感じている人々に向けて、互いを愛し、高め合うために必要な方法を伝授する。キリスト教、そして日本人の結婚・恋愛観を知り尽くした神父でなければ伝えることのできない金言が満載。自己を見つめ、自信をもって生きていく方法を一緒に考える。

目次

「第一部　愛の対象」
第１章　自己愛について
第２章　人を大切にする
第３章　友情
第４章　男女の愛
「第二部　愛し合う」
第５章　コミュニケーション
第６章　求め合う
第７章　赦し合う
第８章　信頼が生まれるとき
第９章　忍耐とは何か
第10章　分かち合い
「第三部　高め合う」
第11章　向上心
第12章　生きる夢
第13章　謙虚な自信
第14章　心が望む価値観

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[志村真幸]

　著者は麹町にある聖イグナチオ教会の司祭。スペイン出身で、来日して60年以上になるという。上智大学の教授を長く務めたほか、刑務所の教誨師でもある。 　自己愛や献身といったテーマの著作が多数。 　本書は、「愛の対象」「愛し合う」「高め合う」の３部構成で、キリスト教的な見地から「愛」を通した自己成長、社会的貢献、心の平安といったテーマを説いている。キリスト教的な色合いは、それほど濃くない。 　人間関係に悩み、みずからの在り方に疑問をもったときに読むと、進むべき方向性が見えてくるかも知れない。

2022/10/12

[peace land]

神父様が話してくださる愛はこういう愛なのだと、味わって読みました。愛はとても大きくて深くて広くて、宇宙に溢れているはずだと思いました。

2022/11/13

[SHUE]

実は結婚したいなと思い婚活している期間もあるのですが、愛とは何なのかと振り返るよいきっかけになりました。章の構成も非常によかったと思っています。

2023/06/05