内容説明
重役室にいる折井の耳には、奇妙な口笛が聞こえてきた。不思議に思い窓を開け、身を乗り出した彼はなんと胸をナイフで刺されて殺害された! 同僚を殺害された三津木俊助は怒りもあらわに復讐を誓った……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寝落ち6段
14
由利麟太郎シリーズ。冒険活劇で、動機やトリック、人間関係よりも、スピーディーさやスリリングさを求めた作品である。だから、とてもご都合主義で、唐突に場面が転換し、超人しかでてこない。こういう時の怪人のバイタリティーはすごい。誘拐、救出、誘拐、救出を繰り返す展開が、少々冗長に感じるが、おそらく映画や漫画にした時に映えることだろう。2024/03/12
魂@ころがして
3
昭和56年9月20日初版発行・令和4年12月25日改版初版発行(文庫880円、Kindle版862円) 2023/12/02
まめやっこ
1
なに、この終わり方?がんばって読んできたのにこんな尻切れトンボ…。横溝先生は熱でも出てたんだろうか。「お?」と思って楽しく読めたのは始まりから1/3くらいか。若い女二人の誘拐→保護を繰り返しピーチ姫を彷彿とさせる。「八つ墓村」の鍾乳洞をうろつくシーンなんて読んでてちっとも退屈しなかったけど、こちらの探検はもうダレてダレて…。先生もひどいけど担当編集さんもひどいぞ、こんな作品。2023/02/03
そーだ
0
よ5-722023/06/28