祥伝社文庫<br> 私雨 峰蔵捕物歳時記

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祥伝社文庫
私雨 峰蔵捕物歳時記

  • 著者名:長谷川卓
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 祥伝社(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784396348588

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内容説明

毎日おまんまが食べられれば、悩むことなんか何もないんだ―
御用聞きの峰蔵と癖者揃いの店子が、捨て子たちの成長を見守る。
江戸を正直に生きた多彩な住人が織りなすほろ苦く、心温まる人情長屋噺。

柳原の御用聞き峰蔵の計らいで、才槌長屋に六人目の捨て子が引き取られた。
長屋には妾斡旋の仲人、隠居の元幕臣、茶屋女など、世を厭う店子が暮らしていた。ある晩、住人で湯灌場買いの又八は、親しい寺男の暗い一面を目撃しやけ酒を呷る。帰途、若者に襲われ心身共にどん底に落とされるが、子供らの心優しい看病を受けた又八は……(「私雨」)。温かさ沁みる傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

20
2011年1月竹書房時代小説文庫刊。書き下ろし。妻の佐藤亮子さんが加筆修正し、2022年12月祥伝社文庫化。夜鷹殺し、私雨、討っ手、夕日、お悠、の5つの連作短編。峰蔵親分の捕物帳、才槌長屋の又八と子供達、長屋の仇持ちの浪人、長屋のご隠居と押込み、妾奉公、と面白い多彩な話が収録されていて楽しめた。長谷川さんのセリフ回しや展開には絶妙のテンポがあって、物語世界に魅了される。"討っ手"と"お悠"の2編はもう少し先を語って欲しいところだが、余韻となって残るのが良いのかも。2023/06/03

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