双葉文庫<br> 楡の墓

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双葉文庫
楡の墓

  • 著者名:浮穴みみ【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 双葉社(2022/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575526226

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内容説明

歴史時代作家クラブ賞受賞作『鳳凰の船』につぐ、開拓期の北海道を舞台に描く短編集。札幌開墾を主導する大友亀太郎と、開墾に従事する青年の行く末/表題作。開拓長官・黒田清隆と札幌農学校初代教頭・クラーク博士が船上で繰り広げる教育論争/「七月のトリリウム」。『時代小説 ザ・ベスト2020』(日本文藝家協会編)に採録された注目作/「貸し女房始末」。新時代の波に翻弄されながらも、己の生きる道を選びとった者たちの姿を情感豊かに綴る全五編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KT1123

2
開拓時代の、主に札幌の話。長らく札幌住まいだが、全くといって良いほど知らなかったことばかり。大友亀太郎の名前は知っていたが、二宮尊徳のもとにいた経験があるとは初めて知った。地元の歴史も追いかけたくなった。最終話がクラークと黒田清隆の話だが、そこに「すぐ結果の出るものばかりを求められる」という文章があり、その時代もそうだったのかと思ったり。2023/01/18

nkwada

1
明治維新後の開拓時代の北海道を舞台にした短編集。故郷を捨てて出てきた少年が若い後家に拾われて札幌(さとほろ)の開拓に従事しながら絆を深める表題作のほか、全体的に読みやすかった。2023/05/28

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