「未来」とは何か:1秒先から宇宙の終わりまでを見通すビッグ・クエスチョン

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「未来」とは何か:1秒先から宇宙の終わりまでを見通すビッグ・クエスチョン

  • ISBN:9784910063256

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内容説明

★発売たちまち大重版! 
★ビル・ゲイツ絶賛
★世界16カ国で続々刊行の超話題作
★読むと世界が違って見える圧倒的な読書体験! これが、世界の学生が熱狂する「未来」の講義


新学問「ビッグヒストリー」を提唱する世界屈指の歴史学者が、宇宙物理学、生物学、脳科学、哲学そして歴史学の最新知見を総動員。「未来」という人類最大の謎を解き明かす!

「人類の過去、現在、未来の本質がわかる、最良の書物」
――佐藤優(作家・元外務省主任分析官)


私は著者の大ファンだ。人類を待ち受ける、あまりに大きな課題と未来。どう備えるべきか、歴史学に基づいた本書のアプローチに学べ」
――ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)

「私たちは〈まだ知らぬ未来〉へと突き進んでいくために、つねに〈過去〉に目を向けている。歴史を手がかりにして未来を予想し、望むべき未来へと舵を切っていくのだ。
実はこうした能力は人間だけのものではない。人間以外の動物や植物、さらには1個1個の細胞や微生物ですら、未来を予想している。それは進化によってあらゆる生物が身につけたスキルだというのだ。
そこで本書は、微生物や動植物、そして人間が、未来や時間というものをどう受け止め、どうやって過去から未来を予想するのかを、ビッグヒストリーの視点からひもといていく。
そしてその上で、人類やこの宇宙を待ち受ける未来について大胆な予想を繰り広げていく。今後100年といった近未来だけでなく、数千年や数万年、さらには数億年、数百億年先までの未来を相手にするという、途方もない壮大さだ」
――水谷淳(「訳者あとがき」より)

目次
第1章 未来とは何か――「川の時間」と「地図の時間」
第2章 実際的な未来思考――「関係性の時間」
第3章 細胞はどのように未来を操るか
第4章 動物と植物はどのように未来を操るか
第5章 人間の未来思考はどこが新しいのか
第6章 農耕時代の未来思考
第7章 近代の未来思考
第8章 近未来――この先100年
第9章 中程度の未来――人類の系統
第10章 遠い未来――さらに先へ
原注
訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まろにしも

12
未来を予測するということは、人間だけの特質ではなく、あらゆる生命の本能であり、生存の本質である。宗教と科学の根源は、未来を予測することと無縁ではない、という視点が興味深い。宗教は、未来→人間の行いを何でもかんでも結びつけてしまう性質がある点が、現代の視点からみると受け入れ難く感じる部分もあるが、生き残る上で、いま以上に社会性が要求されたという時代背景もあったのだろう。現代は、人間の行動→未来というベクトルが強くなっている。それを方向づけるのは、個々の宗教でも科学でもないように思う。2023/09/02

Yuki2018

8
ビッグヒストリーという学問分野があること自体、知らなかったのだが、”自然科学と人文科学を結合した学際的アプローチで長い時間枠・大きな文脈で人間存在を探求する”ものらしい。本書はまさにそうした内容。確かに面白く、視野を広げるのに役に立つ一冊。ただ、個人的には色んな専門的研究の成果を、無理矢理くっつけているように感じられた。また肝心の近未来予測は根拠が曖昧で、環境左翼のような論調となっており説得力がない。中未来予想はほとんどSFのパクリ。最も予想困難なのは人類の行いということだろうか。2023/06/10

naohumi

8
時間の流れ、深さ、関係性。さらには生物にとっての未来。また、人の未来思考から今後の未来を予測する展開までを考えてみた。過去と未来。様々な学問の成り立ちの上に未来を考え、政治的経済的にも私たちは、どんな未来を迎えるのか。それに対する備え等問いが立つ本であった。2023/01/02

にしやん

7
著者である歴史学の教授が、哲学的観点からA系列時間、B系列時間にはじまり、生物学、占い、数学、物理、天文学の様々な観点から1秒先〜宇宙の終わりまで議論する、まさにビッグヒストリーの本、一人の著者が論じるにはあまりにも広い範囲をカバーしていて圧巻でした。2024/02/06

ゆうちゃん

6
歴史学者が著した壮大な未来を予想する思考について考えるきっかけになる。SFからネタを多く引用するなどエビデンスの信憑性は乏しく、知見の寄せ集め的な感じが否めない。量子技術が我々の身近になるにつれて、予想の重要さが切実な課題になりそう。2023/02/15

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