内容説明
夫の高之を熊谷に残し、札幌へ単身赴任を決めた沙和子。夫婦であっても共有しえない孤独と優しさを抱えた二人は次第にすれ違い、離別を選ぶことになったが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オカピー
46
いきなり岡山、倉敷、笠岡の場面から始まり、生まれ故郷なので、お~~という感じでした。倉敷の美観地区、笠岡のカブトガニは地元では有名。さて本題ですが、読み終わって夫婦の形や仕事というものについて考えさせられました。仕事の出来る妻沙和子が地方に単身赴任。思いついたら衝動的に行動する高之。物理的に距離が離れてしまえば、心も離れてしまうリスクは大いにあるのに、それでも実行した二人は、結局幸せだったのか。私も正社員時代にその場面は、あったがあえてしなかった。会社の都合より自分の生活、自分自身が大切と思ったから。2025/11/25
優希
39
お互いを想う気持ちはあれど、別れを選ぶこともある。その時々で訪れた場所での改めての出会い。25年という歳月の二人の愛と信頼の物語が語られているように思えました。2024/10/30
小夜風
24
【所蔵】物語は2010年から始まり一度1998年に戻って最後は2022年に。読後にこの本はコロナ禍以前に書かれていてこの2022年はコロナを経ていない2022年なのだと気がついて驚いた。最初あらすじの「25年の歳月に導かれたふたり…」という言葉に惹かれて手に取った。我が家は今年銀婚式らしい。25年は手に取れる程近いようにみえて二度とは戻れない遠い場所だ。この本はふたりの会話や思いがあまりにリアルで自分の感情まで連動してしんどかったけど、旅の情景はまるで目の前に広がるようで、いつか本当に見てみたいと思った。2023/11/20
こうすけ
22
25年におよぶ、夫婦の切ない関係性。ラストの抜けのよさ。逃亡くそたわけよりも、和製ロードムービーとして成立している。好きです。2025/07/31
coco夏ko10角
14
熊谷にある妻の実家の側で暮らしている夫婦、沙和子が札幌に単身赴任することになり…。妻がどういう仕事をしているかは後半で分かるけど、ほんに優秀だなぁ。派手さはないけど、二人の人生の一部を覗いてる感じ。しみじみ。ラストシーンよかった。2026/04/01
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- 週刊SPA! 2014/10/7号




