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内容説明
国民の税金を食い荒らし,富を奪い取る者は誰だ.政治と経済に隠然たる力を及ぼし,法を逆手にとりながら,文明の対価であるべき税を掠めてゆく.財政の屋台骨をも揺るがし,国を存立の危機に追い込む悪行を見過ごしてよいのか.その不正と複雑なからくりを解明し,日本の暗部に切り込む.前著『タックス・ヘイブン』の続編.
目次
目 次
はじめに──ゆらぐ財政の屋台骨x
第1章 タックス・イーターの起源
1 源泉徴収制度の逆説
2 タックス・イーターが付け入るところ
3 高度成長の呪縛
4 円高恐怖症
5 鉄のトライアングルの萌芽
第2章 タックス・イーターが群がるもの
1 予算に群がる
2 財政投融資に群がる
3 税に群がる
4 国債に群がる
5 国境措置の問題
第3章 タックス・イーターとは何者か
1 族議員
2 官 僚
3 鉄のトライアングル
第4章 終わりなき行政改革 ──タックス・イーターとの戦い 国内編
1 行政改革の始まり
2 金融自由化と規制改革
3 日本発金融危機
4 行革は成功したのか?
第5章 国境を越えて ──タックス・イーターとの戦い 国際編
1 多国籍企業の租税回避
2 究極のタックス・イーター
3 税源浸食と利益移転
第6章 問題の所在と対策
1 情報開示
2 有名無実の当初予算
3 会計検査院の権限強化
4 国会による監視機能の強化
5 公金検査訴訟
6 グローバル・エコノミー時代の税制
おわりに
感想・レビュー
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hatayan
壱萬弐仟縁
浅香山三郎
coolflat
Haruka Fukuhara