内容説明
本書はソフトウェアに関する諸問題を、「工学」に基づいて解決する方法を実利的に示します。
『継続的デリバリー』で著名なデイビッド・ファーリーの“Modern Software Engineering : Doing What Works to Build Better Software Faster”の日本語版です。
継続的デリバリー(『継続的デリバリー』の共著者)の先駆者で、DevOps、TDD、その他ソフトウェア開発全般についての実践者である著者が、ソフトウェア開発に科学的思考法を応用するとはどういうことなのかを明らかにし、本当にソフトウェア工学と呼べるものを実現するにはどうすればよいかを具体的に示します。
真のソフトウェア工学は、私たちの創造力と、高品質で役立つものを自信を持って作る能力を引き上げます。アイデアを掘り下げ、創造力を伸ばせるようになり、大規模で複雑なシステムを構築できるようになります。
コードは誰でも書けますが、それは私たちの仕事ではありません。ソフトウェア開発はコードを書くことよりも大きな仕事です。私たちの仕事は、問題を解くことであり、そのためには設計に注意の目を光らせ、生み出す解決策の有効性を考えなければなりません。
本書はこれからソフトウェア開発の大海に船を漕ぎ出す人には良い羅針盤となる書籍だと思うし、私のように長年この業界で過ごしてきた人間にとっては、自分の経験を振り返る良いきっかけとなり、自分の考えが変化を受容しているか客観的に見る示唆を与えてくれるものとなることを確信する。
――「解説」より
目次
第1部 ソフトウェア工学とは何か
第1章 イントロダクション
第2章 工学とは何か
第3章 工学的アプローチの基礎
第2部 学びの最適化
第4章 反復的な作業
第5章 フィードバック
第6章 漸進主義
第7章 経験主義
第8章 実験主義的であること
第3部 複雑さ管理の最適化
第9章 モジュラー性
第10章 凝集度
第11章 関心の分離
第12章 情報隠蔽と抽象化
第13章 カップリングの管理
第4部 ソフトウェア工学を支えるツール
第14章 工学分野のためのツール
第15章 現代のソフトウェアエンジニア
感想・レビュー
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vinlandmbit
七条
kannkyo
小泉岳人
だんだん