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内容説明
★40年の経験が見抜いたSI企業の強み・弱み
★未来を描くのに欠かせない示唆、満載
国がSI企業をどのように見ているかご存じでしょうか。一言で表せば「日本企業の浮沈を握るカギ」だと考えています。大げさに聞こえるかもしれませんが、昨今のDX関連の制度設計を見れば、その本気度がわかると思います。
それらDX制度設計を手掛けた中心人物の1人が本書の著者です。野村総合研究所に長く勤めた後、SCSKの顧問になるとともに、2021年3月まで情報処理推進機構(IPA)の参与として働いていました。IPAではDX推進責任者を務め、「DX認定制度」の設立に関わっています。IPAは主に経済産業省の政策執行機関ですので、政府目線でこの国のSI企業を見ていた人物の1人なのです。
同時に著者は、SEとして40年の経験がある大先輩です。本書ではその経験を基に、SI企業の「強み」と「弱み」、そして「DX」を冷静に分析しています。若い人にはピンとこない話があるかもしれませんが、長年の経験がないとたどり着けない内容が多く、示唆に富んでいます。なぜ基幹系システムは今のような状態になってしまったのか、この先どうするべきなのか、未来ビジョンを描く前にするべきことは何か――。
SI業界に勤める人なら、一度は読んでおきたい1冊です。
目次
序章 未来のSIを考えるのに欠かせない「DX」の定義と解説
第1部 SIerの客観評価
第1章 SIerの強み
第2章 SIerの弱み
第2部 SIerを取り巻く環境
第3章 日本のDXの現状
第4章 ユーザー企業の危うさ
第5章 DXに求められるITシステムの要件
第3部 SIerの未来戦略
第6章 強みをさらに進化させる戦略
第7章 弱点を克服し世界と戦う戦略
第8章 ユーザー企業と新たな関係を構築する戦略
第9章 SIerの社内会議
第4部 SIerが切り開く日本の未来
第10章 SIer主導の日本型DX
第11章 より良い日本経済への提言 官・学・業界の取り組み
感想・レビュー
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