光文社文庫<br> 狩りの季節~異形コレクションLII~

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光文社文庫
狩りの季節~異形コレクションLII~

  • 著者名:井上雅彦【監修】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 光文社(2022/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334792718

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内容説明

狩るものと、狩られるもの――〈狩り〉に纏わる物語。今の季節に相応しいかもしれません。狩り、ハンティング、ハンター。狩人……。これらの言葉は、まさに人類の遠い営みを彷彿させます。今回も、多種多様。秘境とも言える物語の領域から集めた異形たちが、読者(ハンター)の追跡を待っています。探求(ハント)してください。物語の森の奥へ。皆様じしんの心の奥へ。それでは、狩猟解禁です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

92
このアンソロジーももう52冊目ですか?今回は「狩り」ということで菊池さんや夢枕さんの作品を期待したのですが、もう古いのですかね。このアンソロジーでは若い人が多く私にはあまり合わない作家さんが多かったような感じです。井上さんと澤村さんがむかし読んだホジスンの「カーナッキ」を髣髴とさせてくれるような感じで楽しめました。2021/11/30

H!deking

84
今回の異形コレクション、テーマは狩り。いやーこれまたどれもこれも面白かった!夢兄はもちろん安定の面白さだけど、今回は全体的に好みど真ん中の話が多かった気がします。特に真藤さんヤバいね。これはおすすめ!2022/01/19

眠る山猫屋

78
素敵。タイトル通りというべきか、狩る者だけでなく“狩られるもの”の物語も多数。ラストを飾る空木春宵さん『夜の、光の、その目見の、』で後味も善し。伴名練さんのスケバン(!)たちの何でも盛りスタンドバトル的な話も圧巻だった!牧野修さん、澤村伊智さんの紡いだ物語にもクラクラと幻惑された。追いかける側と希求され続けるもの。物語の起源とは、そうしたものなのかもしれない。2023/02/07

sin

62
“狩り”と云ういつになくストレートなお題が作家達をイキイキとさせるようだ。勝家・罰当たりな珠玉。あるじ・鮮烈なイメージ!早夕里・擬態、狩られる側の正義。朔・不作法な殺戮、格式の贄。雅彦・なるほど…。ケイ・キャラに魅力。伊智・自立の物語。修・能力ある怠け者。夢明・生々しい『エンダーズゲーム』練・女番長×インベーダー=未知への挑戦。晶・吸血鬼のハードボイルド!有紀・理性的なサディストと直情的な常識人。沙織・コロナの先に…ウィズ優しいミュータント。順丈・殺人は現象?春宵・飾りたてた文章、案外ありふれた結末。2021/12/11

さっちゃん

59
「狩り」をテーマにした15編のアンソロジー。同じテーマでもバリエーション豊かで飽きない。初読み作家さんも多かったけれど、どれも実に面白い。600頁となかなかのボリュームながらとても読みやすかった。傑作揃いでマイベストとして1作だけを選ぶのは難しい💦 澤村伊智さん『えれんとわたしの最後の事件』、斜線堂有紀さん『ドッペルイェーガー』、平山夢明さん『ゲルニカ2050』、伴名練さん『インヴェイジョン・ゲーム1978』が特に好きだな。あ、牧野修さん『ブリーフ提督とイカれた潮干狩り』も良かった♪2022/03/08

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