ちくまQブックス<br> いちばん大切な食べものの話 ――どこで誰がどうやって作ってるか知ってる?

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ちくまQブックス
いちばん大切な食べものの話 ――どこで誰がどうやって作ってるか知ってる?

  • 著者名:小泉武夫【著者】/井出留美【著者】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 筑摩書房(2022/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480251411

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内容説明

食糧自給率が38%しかない日本。今すぐ国内生産を増やさないと大変なことに。でもどうやれば? 食の問題に取り組む二人のプロフェッショナルと考えます。

目次

◆まえがき
第1章 とっても低い日本の食料自給率
食料自給率が低いと何が問題なのか◆もし食料の輸入がストップしたら◆食料自給率が低いのはなぜか◆食料自給率はどうすれば上がるのか
第2章 改革に成功した先人から学ぼう
食料自給率を改善した大統領、シャルル・ド・ゴール◆学校給食を重視◆270年前の殿様が地域を救う◆農家が豊かになればみんなが豊かになる◆みんなを幸せにするのが総理大臣の役割◆儲かる農業をしよう!◆1軒の農家でたくさんの顔を持つ◆農家がレストランを作っちゃった◆これからの農業をひっぱるリーダーを
第3章 ものの価値を知る
ニセモノのキムチ◆食べものにも正義心を◆食べものを変えたら健康になる◆自然と向き合わないと本物は出来ない◆大きなメーカーと小さなメーカー◆もの選びで大事なこと◆菅原文太さんの「日本農民党」◆おなじ300円でも本物を買って幸せになろう◆野菜の味と栄養は土が決める◆堆肥にはミネラルがいっぱい◆三大栄養素だけじゃ野菜も人間もおかしくなっちゃう◆中嶋農法◆元気な野菜は虫に食べられても元に戻る
第4章 日本の食のために今すぐ取り組むべきこと
このままだと日本から食料がなくなる◆農業の力が国の力を決める◆ワクワクする農業に◆耕作放棄地で大豆と飼料用稲を作る◆学生や社会人を農業に動員◆農業の再興のために国は手を尽くすべき◆「ジビエ」でタンパク源を確保◆マイペース酪農法◆売れない牛乳に付加価値をつける◆放し飼いが酪農の原点◆お金をかけずに健康に育てる◆世界一の栽培漁業を目指せ◆発酵でエサを確保◆生態系からものごとを考える◆液体農業という可能性◆生ごみは燃やしちゃダメ!◆ごみ問題も発酵で解決◆生ごみからいい土ができる◆問題が起こったら立ち止まろう◆これからはFT革命◆病気から逃れる免疫細胞◆赤ちゃんは免疫細胞をたくさん持っている◆免疫細胞は腸で作られる◆発酵食品には無数の菌体が住んでいる◆発酵食品を食べると免疫力が上がる◆本物のキムチは免疫力をアップさせる◆発酵技術で食べられる期間を延ばす◆納豆菌は最強!◆食べものをおいしくする熟成◆抗菌物質を自然に作る
第5章 日本の伝統的な食生活を見直す
◆和食は最高の免疫食◆江戸時代の超スタミナ食◆大豆イコール牛肉◆日本人が食べてきたもの◆肉食は日本人には負担がかかる◆肉を食べたら野菜を食べないと病気になる◆肉を食べ過ぎるとキレやすくなる◆安くておいしい鰯を食べよう!
◆おわりに
◆次に読んでほしい本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

113
ちくまQブックスシリーズは、次に読んでほしい本も最後に紹介されていて、内容もハッとすることが書かれていてとても良い。寿司、ラーメン、ハンバーガー、スイーツ、これらの食べものの多くは輸入に頼っている。世界のどの国も自国の食を優先している。日本の味噌、納豆、豆腐などの原料大豆の自給率はたった7%しかない。安い食品ばかりを選んでいると大量生産されるものが優先される。その商品の値段には環境や人権などに配慮したコストが含まれている。買い物は投票である。たくさん買われるものは次世代に残る。そうした意識が大事なのでは?2022/12/20

けんとまん1007

62
家庭菜園をやっているので、響く内容がとても多いし、賛同することも多い。何よりも土を大事にすること。堆肥や発酵のことも納得できる。食料自給率のことは、なかなか改善されないのは、そもそも、その気がないからだと思う。家庭菜園をやっていて、いいと思うことがたくさんある。何よりも、安心して食べることができるということ。それと、豆類の力・・・かみさんの料理には、よく使われている。2023/02/08

よこたん

43
“もし食料の輸入がストップしたら……たとえば朝食のおかずは粉吹き芋と糠漬けだけ。昼食の主食は焼き芋とふかし芋、夕食のおかずは焼き魚一切れ。” これは非常に厳しい。異常気象、戦争、病気の蔓延、世界中で色々起こっている。食べるという生きるために大切な行為は、食べ物がなくてはどうにもならない。日本はこれからどうすべきかという問いに、小泉先生が熱弁を振るう。予想を裏切ることなく、途中からは発酵食の話に。ちくまQブックスシリーズは、素朴な疑問への取っ掛かりとしてうってつけだ。生ゴミは焼却したら勿体ないらしいよ。2022/12/15

joyjoy

17
読んだ勢いで、ホームセンターへ行き、スーパーでみかん箱ももらってきて、段ボールコンポスト、準備できました!同時に読んでいた本にも触発されて、ぬか漬けも再開しました。我が家のささやかなFT革命です。発酵。循環。ぬか漬けもコンポストも、どちらもそこに手を入れてかき混ぜることで、なんだかエネルギーをもらえる気がしています。2023/01/23

紫陽花

16
一万円選書。食べものの価値や選び方、日本で自給することの大切さ、和食の大切さを見直す、などの話がとてもわかりやすく書かれていました。韓国産キムチや日本の納豆、味噌などの発酵食品は最強なんですね。肉を食べ過ぎるとキレやすくなる、になるほどと苦笑い。元気な野菜は虫に食べられても元に戻る、に驚き!食べものを変えたら健康になるということを、子どもたちにも教えてあげたい。「次に読んで欲しい本」の紹介もあり、なぜ?知りたい!にもっと答えてくれそう。国語の教科書に載せてほしい内容でした。2023/08/29

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