内容説明
夫の義母はあのリーリャ・ブリーク―彼女の晩年を共に過ごし、その資料を家ごと受け継ぎ絵画等の遺された品々からエピソードを紡ぐピカソ、レジェ、妹の夫アラゴン、シャガール、パステルナーク、ピロスマニ、パラジャーノフ…日本映画研究者で川喜多賞を受賞した著者のユダヤ出自のゲンス家が辿った数奇な軌跡を含めて描く20世紀ロシアの、生の物語。母と娘の波乱の運命。
目次
第1部 リーリャ・ブリークの家で(私が知っているリーリャ・ブリークはこんな女性;マヤコフスキーの足跡を追って;リーリャ・ブリークの彫刻経験 ほか)
第2部 私の家族、移り住んだ家々(タルトゥの家;生活はつづいていく;ムーシャ ほか)
第3部 失われた家を求めて(ワーシャ;“居坐りの石”出版所;コラージュ芸術 ほか)
著者等紹介
ゲンス=カタニャン,インナ・ユリウーソヴナ[ゲンスカタニャン,インナユリウーソヴナ]
1928年エストニアのタルトゥ生まれ。未来派詩人マヤコフスキーの女神リーリャ・ブリークの晩年を傍で過ごす。ソヴィエト、レニングラード国立大学(現サンクトペテルブルク国立大学)東洋学部イラン学専攻。1990年まで芸術史研究所(現ロシア文化省管轄国立芸術学研究所)東洋芸術部門で日本映画研究に専念。1991年日本の映画芸術の発展に寄与し映画を通じて日本文化を普及させた功績に対して、第9回川喜多賞受賞
黒田陽子[クロダヨウコ]
1942年生まれ。早稲田大学文学部ロシア文学専攻。1967年ソ連邦国立映画大学映画学部に入学。早稲田大学卒業後、川喜多長政氏創立の東宝東和株式会社に入社。同社役員を経て、7年間、外国映画輸入配給協会理事・事務局長を務める。その間、モスクワ国際映画祭には川喜多夫妻に同行、多くの友人を得る。日本映画ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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