内容説明
アリス・オーウェンは王都で暮らしていたが、ある日、アリスを慕う王子のガウェインが、オーウェン邸で飼う蜜蜂に刺され怪我をしてしまう。激怒した王はアリスの父から爵位を剥奪し、王都から追放。アリスは辺境の地で暮らすことになる。それから十年。父は亡くなり、薬草を育て養蜂を営みながら細々と暮らしていたアリスのもとにガウェインがやってくる。一度はガウェインを追い返すアリスだが、その後ガウェインと偶然にも再会し話を聞くことに。どうやら王妃の具合が悪く、アリスの蜂蜜を必要としているらしい。そうしてアリスがガウェインへ蜂蜜を渡すと、王妃の体調は徐々に快方に向かう。しかし再び王妃の体調が悪化する事態が発生。それもアリスの蜂蜜を口にした日に限ってとのこと。ガウェインが調査をしても成果は得られず、王都で何かよくないことがおこっていると感じたアリスは、呪術師に変装し、二度と足を踏み入れるつもりのなかった故郷に行くと決めて……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜
4
読了後に改めてタイトルを見て「で、結局なにを知っているの？」と声に出して言ってしまった。読解力がないばかりに。物語としては非常におもしろい。王子に怪我を負わせた咎で都を追い出され辺境にてたくましく生きる元伯爵令嬢がいろいろがんばる話。彼女の自立心と鈍さのおかげで王子がだいぶ気の毒なことになっているけど。ヒロインも頭がいい割に王子にめちゃくちゃ不敬な話し方をしていて、それでいいのかとも思ったり。追放されたからもう怖いものなしなんだろうけどね。ミステリーもよく練られていたし各種設定も読み応えがあった。2023/02/02
日向
1
★★★☆☆2023/06/11
あじつけ
0
【あらすじ】アリス・オーウェンを慕う王子ガウェインは、オーウェン邸で飼う蜜蜂に刺され怪我をする。激怒した王はアリスの父から爵位を剥奪、王都から追放。辺境の地で暮らすことに…十年…父は亡くなり、薬草を育て養蜂を営みながら暮らすアリスのもとにガウェインが…一度は追い返すが、偶然に再会…王妃の具合が悪く、アリスの蜂蜜が必要で…蜂蜜で王妃の体調は快方に向かう。しかし再び王妃の体調が悪化…蜂蜜を口にした日に限り…調査をしても成果は得られず、アリスは呪術師に変装し足を踏み入れるつもりのなかった王都へ… と2023/12/01
