集英社文庫<br> 蝦夷太平記 十三の海鳴り

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集英社文庫
蝦夷太平記 十三の海鳴り

  • 著者名:安部龍太郎【著】
  • 価格 ¥1,166(本体¥1,060)
  • 集英社(2022/12発売)
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  • ISBN:9784087444407

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内容説明

ときは鎌倉末期。蝦夷管領、安藤又太郎季長の三男・新九郎は父から出羽の叛乱鎮圧を命じられる。ことの首謀者で幕府方を標榜する叔父の安藤五郎季久に対し、天皇方と手を組み討幕を目論む季長。一族や領地の垣根を越えて、北朝と南朝に分かれて争う時代の波は東北にも広がり、大規模な戦の影が迫る――。幕府と朝廷に翻弄されながらも、新九郎はアイヌとの関係を築いて人びとを守り、逞しく活躍する。これまでの歴史解釈に大きな一石を投じる安部版「太平記」シリーズ第3弾。

目次

第一章 蝦夷管領家
第二章 熊狩りの罠
第三章 外の浜安藤家
第四章 渡党アイヌ
第五章 大塔宮
第六章 巌鬼山神社
第七章 内乱前夜
第八章 虚々実々
第九章 トリカブト
第十章 それぞれの夢
第十一章 羆の風
第十二章 月の神さま
第十三章 都へ
第十四章 真言立川流
第十五章 独自の道
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

38
鎌倉時代末期の陸奥の安藤氏を描いた歴史小説。陸奥には和人とアイヌが共に住んでいた。アイヌ対和人というより、アイヌの中でも和人の中でも対立があり、それぞれ同盟関係になっている。 護良親王は超自然的な能力を持った人物として描かれる。これは同じ著者の『婆娑羅太平記 道誉と正成』『義貞の旗』と重なる。 2022/12/21

ミハイル・キリーロビッチ

13
作家安部先生は、登場人物の一部に現代関西弁を語らせている。何らかの意図があってのことと推察するが、不自然だと思う。2022/12/10

uskmal

4
史実がこんな感じなのかもしれないが、正直尻すぼみ感がすごい。ファンタジーもあり…史実を少し調べてみたい2024/03/16

びぜんや

4
鎌倉時代末期の津軽半島を舞台にした歴史小説。基本的に安藤一族の内輪もめに終始し、登場人物が安藤だらけなのでちと読みにくかったです。主人公の新九郎がちょっとした超能力の持ち主だったり、アイヌの人々とその暮らしが絡んできたり、果ては真言立川流が出てきたりで伝奇小説のようなフレーバーが感じられる一方、海洋冒険小説のような爽快さとスケール感も兼備。言い方を変えると歴史小説やりたいのか伝奇小説やりたいのか冒険小説やりたいのか中途半端で、最後はあっさり店じまいしてしまったような物足りなさもありました。★★★☆☆2022/12/22

かずさん

2
前半はよかったけど、後半は僕には馴染めなかった。ただ安藤氏のことをもっと知りたくなった。2023/04/13

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