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内容説明
高齢者ともなれば、どんな人間にも後悔、失敗、恥がある。リンゴはキズがあるほうが甘くなるという。人間も同じだ。キズがあることでかえって幸せになれることもあるし、人としての魅力も増す。さまざまなキズを糧にして、歳をとるほど明るく元気になる生き方とは? 260万部を超える大ベストセラー『思考の整理学』の著者で、96歳まで現役で活躍した“知の巨人”が晩年になって到達した卓見の数々。「厄介なことは忘れるに限る」「失敗のない成功は危ない」「気長にかまえ、チャンスに飛び出す者が勝つ」など人間力を養う34話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書は人生を明るく照らす灯り
24
📕読んだ理由📕思考の整理学が面白くて、新作も読んでみたかったから📘読んだ感想📘昔の言葉から考えられる事がたくさんある。人がしない事をして個性だ!と言って喜んでいる愚か者になってはいけない。常識の範囲で生きるのも悪くない。そんな非凡な才能を持ち合わせてないんだから📗読んだ後の行動📗謙虚に生きる。勝って兜の緒を締める 2023/04/12
乱読家 護る会支持!
4
⚫︎キズを乗り越える努力が人を大きくする。 ⚫︎己を知るは超人、敵を知るは達人、凡人はなにもわからず戦って敗れる。 ⚫︎黒いバナナは美味。外見に騙されてひどいものをつかむ。 ⚫︎「勝って兜の緒をしめよ」、昔の人がそういっていましめた。勝てば、次には負けるのが理。 ⚫︎人のしないことをして個性的だと勘違いしている人は良識がかけている。常識的に生きるのは決していけないことではない。などなど、、、 90年間生きてこられた人の言葉は深い。 しかし、年を取ってやっちゃいけないのは、説教と昔話と自慢話(高田純次)。2023/04/04
寺さん
4
90歳の目から見た世の中の事象や、現代に於ける考え方のギャップ、また哲学等々バラエティー豊富な内容をコンパクトにまとめた一冊。 リンゴも人生もキズがある方ほど甘くなる この表現は永遠に変わらない真理だと考える。 特に人間は。 他にも教訓的な内容がたくさん。 通勤通学の隙間時間でぜひ一度は読んで欲しい一冊。2023/02/16
良さん
3
【読後感】「失敗からより良く学ぶ力」「厄介なことを忘れる力」「欲を半分にする力」の三章からなる。4~5頁の小さなエッセイはどれも人生の滋味に富む。 【心に残った言葉】日本人はもともと見えるものに心を奪われて、見えないものをバカにするところがあり、「日本人は目で考える」などと言われて喜んでいた。幼稚である。(4頁)ものごとをしっかり考え、洞察する力がなくては、これからのはげしい時代を生きていかれないであろう。(5頁)2023/04/10
しらすどん
3
備忘録:①スポーツは失敗・負ける体験をするためにするもの、努力を重ね捲土重来を期す。②休まなければ疲れることさえ忘れる。休みを忙しくし普段と異なることに夢中になると新しい活力が湧いてくる。③我慢はストレスを溜めて危険だが、ストレスは必要悪でもある。賢い生き方をする者は、いい吐き口を見つけストレスを上手く発散している。発憤が思わぬ成果につながる。2023/03/01