内容説明
人知れず森で育てられた王女ニーナは、《贄姫》と呼ばれ獣人の国の白狼王ヴォルガに貢がれる。
万病を癒やし強大な力を与えると伝わる血肉を捧げよ――って冗談じゃない! だが何度逃亡してもヴォルガに捕まってしまう。
そんな時、冷酷と思っていた彼が贄姫を求める理由を知り、心動かされたニーナは自由を条件に協力を申し出るが……?
運命が交わる時、獣人と人間の未来が変わる!! 第20回小説大賞奨励賞受賞作!
【電子特典付き】
惺月いづみ先生書き下ろしショートストーリー『連理の菫花 ~貢がれ姫のお茶会~』を収録。
ヴォルガの本音が知りたいニーナは、とっておきの作戦を思いつく。果たして彼の反応は――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
4
強かなるお姫様と孤独な王様のロマンス。ちょっと国家な部分がダイジェストっぽさかあったけれども、まあそこは本題ではないので。このレーベルとしてはアクション多め。まあ、悪くない。2023/03/06
十六夜
4
養父代わりの師からあらゆるサバイバル術を叩き込まれたヒロイン、十五歳の誕生日の日にいきなり王家の使いがやってきてさらわれ、自分が獣人の国へ嫁ぐために育てられた贄姫だと知る。食べられるなんてまっぴら御免と脱走を企てるも、獣人の国の王ヒーローに捕まえられ連れ戻され……をくり返し、ようやくヒロインが思いとどまったところでヒーロー妹が病気で贄姫を欲していて~という話に。ヒロインがとにかくサバイバルすぎて恐ろしいのは置いておいて。最後は早足過ぎて和平交渉とかどうなった?って疑問が残るな。その辺は続刊での解決かな?2023/02/22
にゃお
2
ヒロインの贄姫が逞し過ぎてビックリした!ヒーローの見せ場があんまりないけど、強いヒロインがそれを補ってる笑2024/01/07
二木弓いうる@作家の赤ちゃん
0
少女漫画の……花とゆめ作品とかが好きな人は好きだと思う。会社違うけど。 強いヒロインっていいよね、好き。2023/04/18