ブレイブ文庫 悪逆覇道のブレイブソウル(ブレイブ文庫)１

著者名：レオナールD【著】/こむぴ【イラスト】

一二三書房（2022/11発売）

• ISBN：9784891998943

内容説明

『ダンジョン・ブレイブソウル』――それは、多くの男性を引き込んだゲームであり、そして同時に続編のＮＴＲ・鬱・バッドエンド展開で多くの男性の脳を壊したゲームである。そんな『ダンブレ』の圧倒的に嫌われる敵役――ゼノン・バスカヴィルに転生してしまった青年は、しかし、『ダンブレ２』のシナリオ通りのバッドエンドを避けるため、真っ当に生きようとするのだが……！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ささきち]

王道純愛神ゲーを生み出した会社が色んな事情によって前作ヒロインをNTRするという神ゲーを生み出して純愛厨に殺され会社が爆発四散してしまう。そんな神ゲーのキャラに転生してしまったのが１作目を愛している純愛厨の主人公。１作目はやり込んでいるから知識無双だ！と思いきや2作目のシナリオや同じ会社から出ている別ゲーが混ざっていて何がどうなっているのやらという世界観。素直にNTR√を歩めばいいのに純愛厨のやつはヒロインには手を出さん！と誓うが普通にゲームの主人公の代わりに救い奪っておりこれがシナリオにどう影響するのか

2023/01/31

[リク@ぼっち党員]

大好きだったゲーム、その続編で全てを台無しにした悪役に転生した少年が運命を歪めていく。悪役転生系の王道って感じの作品だけど、意外と嫌いじゃない。バッドエンドを回避するため立ち回るも、何だかんだ甘い性格のせいで善にも悪にもなりきれず、結果的にヒロインが堕ちていくのが皮肉。主人公の行動がその世界に生きる人にとっては突飛でヤバいってのは確かにあるかも。奴隷だって現代日本にいるから忌避感あるけど、制度として成立してるなら当たり前だろうし。でも主人公が奮い立たないと張合いがないのも事実なので、頑張ってほしいところ。

2023/01/06

[yuhta]

王道純愛ゲームを生み出した会社が続編を発売したが何を血迷ったのか前作ヒロインをNTRする鬱ゲーだった。主人公はその続編でヒロイン達をNTRするキャラに転生してしまい、ゲームの知識無双だと思ったのも束の間同じ会社から出ている別ゲー味も混じっていて――?!諸悪の根源である父親を恨みながら対策取らんし、やっている事が中途半端で善にも悪にもなりきれない主人公ってどこに魅力あるんだよ。前作を愛しNTRなんかしねぇと考えている主人公と反比例する形でヒロイン達が堕ちていっているのが皮肉が効いててその部分だけ良い。

2024/08/20