コルク<br> もっこすの城 熊本築城始末【文庫版】

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コルク
もっこすの城 熊本築城始末【文庫版】

  • 著者名:伊東潤【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • コルク(2022/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041131053

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内容説明

天下無双の名城・熊本城はこうして築かれたーー。極上の築城ロマン!

天正10年、京都本能寺で織田信長が弑された。家臣の木村忠範は、自らが作り上げた安土城を守るため、城を枕に討ち死にを遂げる。残された嫡男の藤九郎は、一家を守るために猛将・加藤清正に仕官した。荒れ狂う菊池川の治水工事、死と隣り合わせの朝鮮出兵……。父の遺した秘伝書を武器に数々の困難をくぐり抜けてきた藤九郎は、ついに築城家としての檜舞台、熊本城築城に挑む。威風堂々、熱涙必至の長編戦国ロマン!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
熊本城築城に関わった木村藤九郎の一代記でした。藤九郎がいかに築城に熱意をかけているかが伝わってきます。「城取り」の視点で描くのも面白いと思いました。熱くなる築城物語です。2025/04/30

のびすけ

20
熊本城築城をメインとした物語を期待していたけど違った。朝鮮出兵あたりで失速。2024/08/24

カツイチ

10
武将の英雄的活躍にフィチャーした歴史小説はもう読み飽きた。職人や職工、商人など名もなき人に光をあてた物語が最近面白い。歴史的資料が乏しい分、創作を紡ぐ余地があり作者の腕の見せどころだと思う。本作はNHK偉人たちの選択で西南戦争の攻防戦に耐えた熊本城の成り立ちから知り、これはきっと好きだ!と思った。城の細かな構造はなかなか理解が及ばなかったが、城だけでなく城下町、交通網、水利、治水一体で構成されるスケールの大きさに都市計画の本質を知る思い。主人公は若くして人ができてる印象で困難にぶつかっても割とすぐに解決し2025/06/23

4
今日まで名城としてお馴染みの、熊本城築城に関わった城取り・木村藤九郎の一代記。安土城とともに運命を共にした父、新天地の隈本での加藤清正や仕事仲間たちとの出会い、異国の地での築城、そして弟・藤十郎と弟子(妻の弟)の又四郎の成長などなど途中泣きそうになりつつ、読了。単行本で読了ずみだったけど、千田先生の解説目当てで読みました。先生のお城への愛溢るる解説でした。2024/06/29

まこっちゃん

3
現代でも大変そうな城づくり、当時はもっと大変だったはずで興味深く読んだ。加藤清正はいろんな歴史小説で登場するけど、どれも悪い印象はないような。2022/12/25

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