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内容説明
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1968年の刊行以来、50年以上読み継がれるロングセラー「車のいろは 空のいろ」シリーズ。黒井健の挿画による新装版。 心やさしいタクシーの運転手の松井さんと、ふしぎなお客さんたちとの出会いをあたたかく描きます。 収録作 1.ぼうしねこはほんとねこ 2.星のタクシー 3.しらないどうし 4.ほたるのゆめ 5.ねずみのまほう 6.たぬき先生はじょうずです 7.雪がふったら、ねこの市
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
9
「新装版あまんきみこの車のいろは空のいろ」シリーズ3。 全7編。相変わらず松井さんのタクシーには不思議なお客さんが乗ってくる。戦争の影響下にある人の心を映した「しらないどうし」は、ぎゅっと胸掴まれました。「たぬき先生はじょうずです」、「雪がふったら、ねこの市」は心楽しいお話。あとがきにて、各作の初出や由来に触れています。各作品の思い出や背景も巻末であまんさん自身の思いを綴っています。2023/03/04
月音
2
図書館で、思いがけなく松井さんに再会。懐かしくて、読むとほこほこあったかくて…、少し切なくなります。シリーズ第1作のうちの『すずかけ通り三丁目』は戦争がテーマで、子供心に悲しくて怖くてトラウマに。本書でも同じテーマの一作があり、ああ、作者はたとえ子供たちが「こんな話イヤ」と、きっぱり拒絶しても何度でも書く、書かねばならないと、決意されてるのだと推察しました。戦争を「知る世代」と、「知らない世代」が語り合う。語られた事実は次世代へ伝えねばなりません。⇒続2024/03/12
よっちん
0
研究室/図書館2024/02/26
れいくす
0
時々読みたくなる、あまんきみこさん。7篇どれも良かった。ホンワカするファンタジーだなぁ。2024/02/11