Kラノベブックス 鉱石令嬢 ～没落した悪役令嬢が炭鉱で一山当てるまでのお話～

著者名：甘味亭太丸【著】/ＳＮＣ【イラスト】

講談社（2022/11発売）

• ISBN：9784065303535

内容説明

鉱物を愛する研究者のいすずは、残業中に束の間意識を失い、気がつけば暇つぶしにプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢・マヘリアに転生し、まさに今、王子から婚約破棄を言い渡されたところだった。
　ゲーム通りの転落人生を歩むわけにはいかない！　王宮から逃亡した末に辿り着いたのは、山奥の炭鉱。鉱山のリーダー、アベルに拾われたいすずは、追われる身であるマヘリアの人生を捨て、ここでも鉱業に携わって生きるべく、この世界ではまだ確立されていない「石炭（コークス）を使った製鉄」を提案する――
　前世の知識で何段階も文明を進め、目指すは産業革命!?　まさかの炭鉱から始まる立身出世ファンタジー開幕！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

なんと！これだけ鉱石に詳しい？本とは。（私にとっては未知の世界）もっと詳しかったら頭痛の種だけに終わりそうでしたが、もしや北九州の白檀の元夫やアソウ氏のご先祖様じゃないかいなぁと思えるようなお話で(*^^*)。マヘリアの元名いすずをいすず自動車を思い浮かべながらの読了。続きがあるようですが次巻もKUなら読んでみたいなぁと

2025/11/02

[尚侍]

まさにタイトル通りの内容で、真面目に製鉄しようと思ったらこれくらい大変なことになるというあたりがしっかりと描かれていてよかったのですが、良くも悪くも物語のペースが早く、終始追い立てられているような展開だったので読んでいて疲れを感じました。スピード感がある作品が好きという人にはいいと思いますが、個人的にはもう少し物語に緩急をつけ、ゆっくり時間が流れる場面があってもよかったのではないかと思います。

2022/12/10

[史]

最近の転生話はバリエーション豊かであり、これもまたその一つかな。宝石ではなく煤に汚れた石炭というのがまと実に良い。それでいて、手堅い爽快感もあり、より深みを残す形での終幕。これから先どうなることか、気になります。好きですねえ。

2023/01/16

[etorm]

炭鉱というか鉄工所を作る話

2025/08/07

[ききぞう]

転生悪役令嬢モノですが、自身の力で製鋼まで持っていく過程が面白かったです。高炉や転炉の説明と描写がもう少しあっても良かったかも。 続きが出ていないのが、残念な作品です。

2024/05/18