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内容説明
日本の組織に必要なのは、勇気ある部下の「命令違反」だった! 太平洋戦争中の実例から、「良い命令違反」「悪い命令違反」を経済学理論で分析。「不条理な命令」を覆す部下と、それを許容するマネージメントが組織の危機を救い、組織を進化させることを証明する。『組織の不条理』への解答篇。『「命令違反」が組織を伸ばす』改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アミアンの和約
15
「組織の不条理」に続く姉妹本のような立ち位置。同書を読んでいるのなら3章までは流し読みでも良い。(ほぼ同じ内容なので)。命令違反というやや刺激的なタイトルだが、反逆の指南書というわけではない。指示をこなすだけではなく、自分なりの意見を持ち、それを問う心構えが問われている。2025/04/01
nishiyan
9
光文社新書『「命令違反」が組織を伸ばす』を改題し、文庫版あとがきが収録された本書。「人間は限定不合理な存在」であることを押さえておくことが必要となる。そして正当性と効率性の不一致、私的個別性と社会的全体性の不一致という二つの不条理に陥ってしまう。これらへの処方箋として「命令違反」があるのだが、これも良い悪いが存在する。そこを太平洋戦争での旧軍を例に挙げて解き明かしている。印象深いのはペリリュー島での中川州男大佐である。戦局を大きく打開できた訳ではないのだが、後の島嶼防衛戦に影響を及ぼした点は興味深かった。2023/03/23
CTC
8
22年中公文庫、初出は07年光文社新書。著者は新制度派経済学が専門の慶應大名誉教授。組織は合理的に成功するか、非合理ゆえに失敗するかの二分ではなく、“合理的に失敗する”事がある、つまり“不条理”の存在に着目したのが17年同文庫の『組織の不条理』だった。著者は防大教官だった00年にダイヤモンド社からこの本を出し…同僚らが書いた『失敗の本質』の副読本的に世の中に受け入れられ(悼 野中氏)、今は仲良く中公文庫で並ぶ存在だ。本書はこの『組織〜』の続編で、不条理をどう克服すべきか実践的方法を探る1冊を謳うが…。2025/01/29
aquilane
0
A プロスペクト理論2023/04/03
startvalue
0
★★★★2023/01/21