丸かじりシリーズ(45) 町中華の丸かじり

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丸かじりシリーズ(45) 町中華の丸かじり

  • 著者名:東海林さだお【著者】
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • 朝日新聞出版(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022518729

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内容説明

「町中華」とは何か。ひと言で言うと「昔のラーメン屋」である。昔と言っても、そう、昭和の終わりあたりまでのラーメン屋。今のラーメン屋はラーメンだけで商売しているが、そのころのラーメン屋のメニューは多彩だった……。「週刊朝日」人気連載の書籍化、第45弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

111
丸かじりシリーズ45冊目。「週刊朝日2019。9.15号から2020.11.27号に載せられたものをまとめた本。最近知ったのがこの連載の母体である「週刊朝日」が5月末をもって休刊になるという報道。週刊誌自体はほとんど読まないが「あれも食いたい、これも食いたい」は丸かじりシリーズとして読んでいたので気になるところ。冒頭のスイカがバラバラになって売られるようになった話に納得。近頃ではりんごやオレンジ、メロンもバラバラにされカップに入れて売られている。少子化やゴミの問題など背景はいくつもあるのだろう。図書館本。2023/02/01

ネギっ子gen

53
【ショージ君は不滅である!】「週刊朝日」2019年9月~20年11月分掲載分で、シリーズ45冊目。であれば、丸かじりシリーズ50冊目もあるね。凄い。偉業です。今巻はいつもより厚め。<コンビーフ缶のあの厄介きわまるグルグル巻き取り方式が懐かしい>。<西瓜がもて栄(はや)された時代があった/当時の西瓜の赤は喜色だったのだ>。<町中華のTV:水戸黄門の再放送>。<ソーシャルディスタンスは寂しい。孤独感がある。やっぱり群れてこそ人間。密集していてこそ人生>などなど。ほんと、そう!と膝を叩きまくりの、圧巻349頁。2023/01/22

紅咲文庫

18
新刊出てる、わーいくらいの気軽さで読み始めるも、御大の文章に幾度もハッとさせられる。東海林さだおはすごい。この人以外の誰が、ソフトクリームの先端に実在と不在を見いだすのか。スーパーのレシートから“点と線”ならぬ“円と宴”を引っ張り出すのか。お椀で食べるカップヌードルに込められた「おーいお茶」への羨望を表出させるのか。すごい人だ。コロナ禍での行動制限を犬のお手・待てで皮肉ったり、総理大臣なんて誰がやったっていいとしてあげつらう求人広告の辛辣さもいい。2019年9月から2020年11月の連載分。2023/01/10

Urmnaf

15
シリーズ45巻。いつもより厚めでお値段もアップ。中身はいつもの食べ物ネタのエッセイが満載。毎度のことながら、よく続くな。タイトルにもなった「町中華」という言葉、言われてみれば確かに最近よく使われるようになった言葉。よく気付くな、ということでもある。でも今回はコロナ禍の影響で、食べ物ではないコロナネタ(しかもかなり苛ついてる感じ)がいくつか。この手のシリーズには辛い時代になったのかなぁ。また元の調子を取り戻してくれることを期待。2022/12/18

hitotak

12
今回収録されたエッセイが書かれたのがちょうどコロナ禍の時期に当たるということもあり、外出自粛やらディスタンスやら、いつもの呑気なエッセイにも不安の影が忍び寄っており、食べ物が登場しない回もある。しかしイラストで何度が登場する小池都知事の特徴をとらえたアイラインばっちり顔には笑ってしまう。いつもの食べ物エッセイのほうは相変わらず。「イカとタコどっちが偉いか」、チクワを見て民藝運動が思い出され、「チクワの穴は用の美ではないか」…等々、思いがけない視点から面白おかしく語られている。2023/06/04

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