竹書房文庫<br> ファイナルガール・サポート・グループ

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

竹書房文庫
ファイナルガール・サポート・グループ

  • 著者名:グレイディ・ヘンドリクス【著】/入間眞【翻訳】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 竹書房(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801933378

ファイル: /

内容説明

ファイナルガール(名詞)――ホラー映画で最後にただひとり生き残る者

『13日の金曜日』最初の〝ファイナルガール〟も推薦!
「警告しておきます。
本書は、深刻な不安を引き起こす可能性があります。
私を1980年代に引き戻した、クレイジーでエモーショナルな
ジェットコースターのような作品」
――エイドリアン・キング

『13日の金曜日』『悪魔のいけにえ』『ハロウィン』『エルム街の悪夢』『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』『スクリーム』
ーー名作ホラー/スラッシャー映画へのオマージュが満載。

シャーリーズ・セロン+アンディ・ムスキエティ監督(『IT イット』)で、
HBO MAXにてドラマシリーズ企画が進行中!


〈あらすじ〉
〝ファイナルガール〟とはーー
ホラー映画でクレジットロールが流れるラストまで生き残った者のこと。
殺人鬼に反撃し、打ち負かし、友人たちの仇を討つ者。血まみれになりながらも勝利をおさめる者。
だが、サイレンが遠ざかり、観客が立ち去ったあと、彼女はどうなるのか?
リネット・ターキントンは22年前の大殺戮を生き延びた現実のファイナルガール。
その経験は以後の彼女の生きる日々を決定づけた。
彼女はひとりではない。
想像を絶する殺人事件で生き残った女性のためのサポート・グループに10年以上にわたって参加。
ほかの5人のファイナルガールたちとセラピストとともに、壊されてしまった人生をひとつひとつ組み立て直そうとしている。
ところが、ひとりのメンバーがグループを欠席したとき、リネットの最大の危惧が現実のものとなる――。
グループの存在を知った何者かが彼女たちの人生を破壊しようと決意したのだ。
そして最初の犠牲者が……。
犯人は誰か? 真の目的は? そして〝ファイナルガール〟たちは、生き残ることが出来るのかーー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

235
大量殺人鬼の襲撃をかわして最後まで生き残った女性、ファイナル・ガールのリネットは同じ境遇の仲間達5人と10年間サポート・グループに参加してきたが一人の女性が欠席した事によって惨劇が幕を開ける。何者かが彼女達を皆殺しにしようと狙い始めたのだ。リネットは生き残りを賭けて姿なき敵に立ち向かうのだが…。500頁を超える大長編小説で全ての頁で緊張感が途切れなく続くということはなく中だるみもありますが、それでもヒロインに感情移入して何が何でも生き残ってやるという気魄が伝わって読みながら彼女を強く応援したくなりますね。2023/04/20

ナルピーチ

136
【ファイナルガール】ホラー映画で最後まで生き残った者の事。70年代〜80年代に製作された有名なホラー映画を元ネタにして、彼女達が“大殺戮”を生き延びたその後を描いたメタホラー小説。生き延びた6人のファイナルガール。セラピストの治療を受けながらもその関係性は悪くなる一方。そんな折、新たな恐怖が迫ってくる。謎の追跡者の追手を躱し彼女達は“再び”生き残る事が出来るのか…。奇抜な設定に読んでる間、ずっとソワソワしっぱなし!既にドラマ化も企画中とか。やはりこの手の小説は映像で見るほうが面白さが増す!此方も楽しみだ。2023/01/04

HANA

76
スラッシャー映画から最後に一人生き残った少女。彼女らはファイナルガールと呼ばれる。本書はそれらの映画が実際に合った事とし社会もそれらを受け入れている世界が舞台。生き残った少女たちはトラウマを克服すべく、心理カウンセラーのサークルに参加するのだが…。どうも最近斯様な生き残った人間のトラウマを扱ったものが多いような気がする。古くは『ターミネーター2』から最新は『ハロウィン』や『悪魔のいけにえ』の新作まで。本作も扱うのはそれなんだけど、スラッシャーよりもサスペンスの方に比重が置かれているようなストーリーでした。2023/01/17

yukaring

70
海外ではホラー映画で最後まで生き残る女性のことを『ファイナル・ガール』と言うらしい😲彼女達のその後を描いた斬新な設定のホラーミステリ。大殺戮を生き残った彼女達は深刻なトラウマに悩まされ、グループカウンセリングを受けつつそれぞれの生活を送っている。しかしある日仲間の1人が失踪、そして最初の犠牲が・・。何者かに次々と襲われるファイナル・ガール。犯人の狙いは何なのか?22年前の殺戮を生き残ったリネットは今回もまた生き残るべく逃走を図りながら犯人を暴き出す。問題を抱えつつも逞しいヒロイン達がとても魅力的だった。2022/12/13

sin

66
まるで『ターミネーター2』で狂人扱いされるサラ・コナーのような語り手の強迫観念には作者の伏線を感じさせるが、実際に物語が進むにつれて彼女は追い詰められていき影に潜んだ殺戮者を予感させる。それぞれの惨劇から生き残った6人のファイナルガールはその新たなモンスターのターゲットとして、その身を危険に晒すが語り手の危機感が枷になり離反を余儀なくされる。後半の語り手の奮闘…作者が“何よりミステリーとしておもしろい内容を目指した”と云うに相応しい展開が待ち構えている。2023/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20123340
  • ご注意事項