出版社内容情報
大都市優位の流れの中で地域創生・地域活性化をどう図るか。ICTなどの情報の戦略的活用のさまざまな事例を分析。大都市優位の流れの中で地域創生・地域活性化をどう図るか。ICTなどの情報の戦略的活用のさまざまな事例を分析
序 章 地域活性化とその戦略〔安藤明之〕
1.地域が抱える諸問題
2.地域創生に対する支援活動
3.従来からの主な情報の活用例(インターネット、パソコン、既存の媒体等)
4.地域活性化を支える主な情報技術(VR、AR、GPS、ディープラーニング、ICカード、デジタルアーカイブ、ロボット、プロジェクションマッピング、デジタル案内板、IoT)
5.地域活性化のための情報の戦略的アプローチ
第1章 観光における情報戦略〔森岡宏行〕
1.観光におけるICTの利用
2.無線技術における情報インフラの整備と情報戦略(無線によるインターネット接続、SIMカード・無線LANの利用)
3.ICTを活用した誘致をおこなうための情報戦略(体験型観光を提供するホームページ、ソーシャルメディアとアプリの活用、ユーザーによる情報の拡散、VR体験)
4.ICTを活用した観光拡張戦略(音声ガイドシステム、ARシステム、位置情報ゲームの利用)
第2章 地域広報における情報戦略〔森岡宏行〕
1.ICTを活用した広報戦略(地域特化型電子書籍ポータルサイト「Japan ebooks」、デジタル放送を利用した様々な「データ放送」、「AR」、スマートフォン用アプリの活用)
2.ソーシャルメディアを活用した広報戦略(Facebook、Instagram、LINE、YouTube、地域SNS)
3.サブカルチャーを活用した広報戦略(広報紙で漫画家のイラストリレー、「きょうと市民しんぶん」による「ゴミの擬人化」、ゲームによる地域の魅力発信)
4.自治体におけるICTを活用した情報戦略
第3章 地域の情報伝達と情報戦略〔川又 実〕
1.メディアと地域情報
2.紙メディアによる情報伝達(ペーパーレス化の流れと「紙」の役割、新聞、フリーペーパー、ミニコミ)
3.紙メディアの情報戦略
4.情報伝達におけるインターネットの活用(紙メディアとインターネット、SNSにおける自治体等の組織アカウントの取得、メーリングリストによる情報共有、フリーペーパーとホームページ連携の例、情報伝達におけるARの活用
5.放送メディアによる情報伝達(放送と災害、コミュニティ・ラジオ、地域コミュニケーションとしてのテレビ)
6.放送メディアに対する情報戦略(インターネットラジオ、放送アーカイブの活用、自治体等との連携による番組作成、住民ディレクター活動による地域の連携)
第4章 地域産業と情報戦略〔牛山佳菜代〕
1.地域産業とICT(ICTの現状と地域への影響、地域産業に関係するICT関連政策、地域産業とICTの利活用)
2.販路拡大とICT(新規市場開拓の課題、地域ブランド化におけるICTの活用、事業連携におけるICTの活用)
3.企業立地とICT(ICT企業、IT企業による地域振興)
4.ビジネス創造・企業改革とICT(ICTを利用した新ビジネス創造、外部と連携した共同受注システムの構築)
5.ICTを活用した商店街の活性化
6.情報化による地域の活性化の例
第5章 地域の生活・文化と情報戦略 〔安藤・川又〕
1.地域の生活とICT(ICT利活用による地域の連携例、情報格差の解消、地域通貨(電子通貨)の利用)
2.地域の文化とICT(ICTを活用した文化活動による地域活性化/地域文化のデジタル化事業)
安藤 明之[アンドウ アキユキ]
東京経済大学名誉教授。
1944年生まれ。東京都立科学技術大学大学院工学研究科博士課程単位取得満期退学。
愛知学泉大学経営学部助教授、東京経済大学経営学部助教授、東京経済大学コミュニケーション学部教授、英国オープン大学経営大学院客員研究員などを歴任。
著書:『現代情報リテラシー』(同友館、2002年)、『情報システムとネットワーク』(工学図書、2004年)、『会計情報システム』(創成社、2006年)、『社会調査入門』(三恵社、2007年)、『社会調査・アンケート調査とデータ解析』(日本評論社、2009年)、『最新情報処理概論 改訂版』(実教出版、2014年)ほか
森岡 宏行[モリオカ ヒロユキ]
國學院大學栃木短期大学専任講師。
1984年生まれ。東京経済大学卒業、東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士課程修了(博士(コミュニケーション学))。埼玉県立高校非常勤講師、専門学校非常勤講師および大学非常勤講師を経て、2015年より現職。
論文:「ソーシャルメディアを活用したコミュニケーション活動による地域活性化」(『コミュニケーション科学』No.41、2015年)、「Twitter利用の拡大と情報伝播の形態」(『博士論文』東京経済大学、2013年)、「インターネット検索における「情報源の集中化」の実証研究」(『情報通信学会誌』第96号、第28巻第3号、2010年)「第5次「郡上村」調査からみる地域社会とコミュニケーション」(『コミュニケーション科学』No.32、2010年)
川又 実[カワマタ ミノル]
四国学院大学総合教育研究センター准教授。
1973年生まれ。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士課程満期退学。ケーブルテレビ局で番組制作に約10年間従事。その後、特定 非営利活動法人地域メディア研究所理事・理事長や大学・短大などで非常勤講師を歴任し、2013年より現職。専攻はメディア論、コミュニケーション論。
著書:『現代地域メディア論』(共著、日本評論社、2007年)『コミュニケーション・スタディーズ』(共著、世界思想社、2010年)『「文化系」学生のレポート・卒論述』(共著、青弓社、2013年)
牛山 佳菜代[ウシヤマ カナヨ]
目白大学社会学部メディア表現学科准教授。
東京都生まれ。立教大学文学部卒業、東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科後期博士課程満期退学(博士(コミュニケーション学))。ケーブルテレビ局、シンクタンクなどを経て、2008年より現職。
著書:『地域メディア・エコロジー論 地域情報生成過程の変容分析』(芙蓉書房出版、2013年)、『インターンシップーキャリア教育としての就業体験』(共著)(学文社、2011年)、『メディアと表現 情報社会を生きるためのリテラシー』(共著)(学文社、2014年)ほか
内容説明
2040年までに全国の自治体の半分が消滅する?大都市優位の流れの中で地域創生・地域活性化をどう図るか。各地の事例を紹介し、ICTなどの情報の戦略的活用にこそその道があることを明らかにする。
目次
序章 地域活性化とその戦略
第1章 観光における情報戦略
第2章 地域広報における情報戦略
第3章 地域の情報伝達と情報戦略
第4章 地域産業と情報戦略
第5章 地域の生活・文化と情報戦略
著者等紹介
安藤明之[アンドウアキユキ]
東京経済大学名誉教授。東京生まれ。東京都立科学技術大学大学院工学研究科博士課程単位取得満期退学。愛知学泉大学経営学部助教授、東京経済大学経営学部助教授、東京経済大学コミュニケーション学部教授、英国オープン大学経営大学院客員研究員などを歴任
森岡宏行[モリオカヒロユキ]
國學院大學栃木短期大学専任講師。1984年生まれ。東京経済大学卒業、東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士課程修了(博士(コミュニケーション学))。埼玉県立高校非常勤講師、専門学校非常勤講師および大学非常勤講師を経て、2015年より現職
川又実[カワマタミノル]
四国学院大学総合教育研究センター准教授。1973年生まれ。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士課程満期退学。ケーブルテレビ局で番組制作に約10年間従事。その後、特定非営利活動法人地域メディア研究所理事・理事長や大学・短大などで非常勤講師を歴任し、2013年より現職。専攻はメディア論、コミュニケーション論
牛山佳菜代[ウシヤマカナヨ]
目白大学社会学部メディア表現学科准教授。東京都生まれ。立教大学文学部卒業、東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科後期博士課程満期退学(博士(コミュニケーション学))。ケーブルテレビ局、シンクタンクなどを経て、2008年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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