ディスカヴァー携書<br> なぜ、あの人の不機嫌に振り回されるのか? フキハラの正体

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader

ディスカヴァー携書
なぜ、あの人の不機嫌に振り回されるのか? フキハラの正体

  • ISBN:9784799329177

ファイル: /

内容説明

職場で・家庭で・学校で…あなたは大丈夫?
「フキハラ(=不機嫌ハラスメント)」被害拡大中!
最新の脳波研究でわかったメカニズムと対策大公開!!

【「フキハラ」とは?】
「不機嫌ハラスメント」の略。
不機嫌な態度をとることで、相手に不快な思いをさせたり、過剰に気を遣わせたり、精神的な苦痛をあたえること。本人が意図している/いないに関わらず起こりうる。

●パートナーが不機嫌そうにしているだけで、気分が落ちつかない。
●人が怒られているのを見ると、自分まで不安になってしまう。
●自分の不機嫌のせいで、その場の空気を悪くしてしまった。

あなたにもきっと経験があるのではないでしょうか。
これらはどれも「不機嫌ハラスメント」=「フキハラ」です。

この本では、長年の脳波研究からわかってきた、私たちの感情の驚くべき真実を明らかにしながら、「フキハラ」の実態や対処法をお話しします。また、実態が見えづらい「心の不調」の影響についても、脳波データから客観的に分析します。

【目次】

第1章 脳波が描き出す「本当の感情」
心の状態は脳波に表れる/感情をリアルタイムに可視化する「感性アナライザ」/「いいこと」には鈍感で「嫌なこと」には敏感な脳 など

第2章 脳は「不機嫌」ばかりを伝え合う
脳はかなり疑り深い/恋愛はストレスとの闘い?/「好き」はなかなか伝わらない/ネガティブな感情ばかりに同調する人の脳/脳波信号で不機嫌がうつる! など

第3章「フキハラ」の実態と対策
「フキハラ」被害の理不尽な実態/「不機嫌」パンデミック/「フキハラ」から身を守るフィジカルディスタンス/「フキハラ」対策としてのストレスコントロール など

第4章 脳波が映し出す「心の不調」のリアル
「心の不調」も脳波でわかる/PMSのストレスは普段の7倍/ジェンダーフリーの時代だからこそ「不調の可視化」を/自己肯定感の低さは「心の痛み」を伴う/肩こりでストレス度が3倍に/香りはダイレクトに脳に効く/感情が買える時代が来る など

第5章「感情の可視化」の大いなる可能性
ドラえもんの「ひみつ道具」が実現した/感情はどこまで読めるのか/「幸せのお裾分け」にあやかる条件 など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

18
ぼくはどうでもいい他人の機嫌を取る趣味はないので例え誰かが不機嫌さをアピールしていてもガン無視するだけだし気にもしないけれど、そうしたことが気になってしまう方は山ほど存在する。そうするとどうしたって群全体のパフォーマンスが低下してしまうのだ。ネガティブなきもちを抱く瞬間があるのはまともな脳味噌を搭載している人間ならば当然なのだけれど、それをことさら周りにアピールする必要はないししてはならない。そしてそれをされている側も相手にしてはならない。自分の機嫌を取るのは自分という大原則を肝に銘じなければならない。2023/09/13

ひめぴょん

11
「フキハラ」は不機嫌ハラスメントのこと。脳波(感情アナライザ)を使ったいろいろな実験をした結果、脳波(ネガティブテレパシー。オーラ。ノーラ)を介して不機嫌はうつるということ。不機嫌な人のそばにただいるだけでもストレスが高まり、その不機嫌を発した人より、不機嫌の影響を受けた人の方が長くイヤな気分を引っ張るというのも実験結果で示されていました。「なぜ」とか「対策」とかについてはあまり触れられていないのは残念。不機嫌な人、ネガティブオーラを出す人の近くにいるとその影響を強く受けて気分が下がります。夫は不機嫌ハラ2023/04/20

三浦郁子

7
人間の感情というのは、どちらかというとネガティブ寄りなのだそう。いいことには鈍感で、嫌なことには敏感だという。目には見えない「感情」というものを可視化する──そのカギとなるのが脳波らしい。他人が発するポジティブな言動(感謝や賞賛など)でポジティブな感情が高まることは難しいのに対し、悪口を言われるだけで人は想像以上に傷付いてしまう。そして一度ダメージを受けると、なかなネガティブな感情を払拭出来ない。だからこそ、フキハラは罪深いということか。ただし、少しだけストレスを感じている時の方が集中力は高まるらしい。2024/02/13

めぐ

6
様々な状況下で計測した脳波とホルモン数値を解析すれば個人の感情やストレス値を可視化する事が出来るという研究の話。ポジティブな刺激を示す脳波は発生しづらく忽ち消失するのに対し、ネガティブな刺激は容易に発生し、持続する上に周囲に伝搬するため、集団に不機嫌な人物が1人居るだけでその場の全員がストレスを受けてしまうという。故に機嫌の悪いまま他人に接するのは一種のハラスメントであるという主張であった。巷においては殊更に自らの不機嫌をアピールしては周囲に忖度を期待するような輩が散見されるが、切に自重を願いたいものだ2023/04/13

尾白

5
職場のフキハラ。機嫌が悪そうな時は近寄らない。物理的に距離を置くは正しい。微弱な電気信号をキャッチしてしまっているから不機嫌がうつる。自分の不機嫌も放出してしまっている、という話 。愚痴ってけっこう言ってしまっているけど、直接のストレスより間接のストレスの方が長く続く。ポジティブは長続きせず、ネガティブは残る。難儀なことで。ただこの実験は世界共通なのか、国民性なのか。2023/04/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20456605
  • ご注意事項

最近チェックした商品