文春e-book<br> 孤高の血族

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文春e-book
孤高の血族

  • 著者名:濱嘉之【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 文藝春秋(2022/11発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163916262

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内容説明

「公安部」シリーズの濱嘉之による、大病院の経営者一族の物語。
診療所を一代で総合病院にした父と、落ちこぼれだったが天才的な経営手腕を発揮する次男。大病院の栄華と躓き、家族の確執を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

28
長いことかけて読了。「院内刑事」では警察色より医療色が強くなったが、今回は完全に医療モノに。主人公が切れ者スーパーマンのような活躍を見せるのは相変わらずだったが、百年史を読んでいるかのような冗長さもあり、濱ファンでないとなかなかすんなり読了は難しいイメージも感じた。2023/05/11

紫の煙

15
先代のシベリア抑留の話から始まる、物語である。長い物語であるが故に、読了に結構時間がかかった。兄弟の中でも、期待されない子供として育った利雄の栄光と挫折は、強烈な印象を残した。トップは常に孤独である。2023/05/14

鬼山とんぼ

14
この作者で初の単行本を読んだ。文庫だと最近の犯罪解説とかで、毎回スピード感はあっても尻切れトンボ的な読後感があったが今回は違った。ネタの仕込みにも十分な時間をかけており、秀作といってよいと思いました。山崎豊子『華麗なる一族』に引っ掛けたようなタイトル。序盤の幸田宗春と大久保弘之という魅力的なキャラの出会いがうまく描かれていたため、好ダッシュに成功、その後主人公が利雄に移ってからの展開も想像可能範囲で、リアリティー十分なエピソードで繋ぎ続け、終盤まで崩れなかった。逆に言えば纏まり過ぎていたのが弱点かな。2025/08/05

たぬき君

11
東北地方に先進医療を持ち込み大病院を築き上げた華麗な一族なる物語。家族の確執と大病院の栄華とその躓きを描いている。栄華から挫折、崩壊へは一瞬で強烈な印象を残した。2023/06/25

hirokun

10
★5 この作品は、読んでいる人が少ないみたいですが、私は、大変面白く読ませてもらいました。 事業経営者としての考え方については、私にとっては頷ける部分があります。2022/12/24

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