内容説明
大好評!日記シリーズ番外編!!
翻訳家を夢見る青年が、必死に出版翻訳家の夢を掴み取り、そして一躍 “超売れっ子” になり、しかし業界に失望し、トラウマを抱え、足を洗うまでの軌跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
修一朗
129
翻訳が完了して作品を納品した後に印税を下げてきたり何年も待たされた挙句に「あの仕事はなかったことに」と言われたりとか,業界編集者のひどい仕打ちにびっくりだ。これは粗製乱造の自己啓発本業界だからだろうか,翻訳者は道具扱いだ。裁判すれば出版社側が負けるのだから口約束だからとへらへらっと覆すのは違法なのだ。ちなみに宮崎さんが弁護士立てずに御自身の陳述裁判で争ったのにもびっくり。20年前の話だけども業界の口約束体質は変わったろうか。さすがに今はちょっとまともになっていると思いたい。2021/06/08
きみたけ
121
図書館予約で半年以上待つほど人気の本☺️お気に入りの三五館シンシャの「○○日記」シリーズから2020年12月発刊の本をチョイス。著者は出版翻訳家として60冊の翻訳書を手掛け、8年前に出版業界から足を洗い、現在警備員の宮崎伸治氏。苦労に苦労を重ね、ようやく「7つの習慣」の翻訳で大ヒットし1年365日フル稼働の充実した30代を過ごしてきた著者が、出版業界のヤミに飲み込まれ職を失う現実のストーリー。謎に包まれた出版翻訳家の紹介とともに、コンプライアンスを何とも思わない出版社の赤裸々なやり取りに憤りを覚えました。2025/12/17
kinkin
114
出版翻訳家、思っていたより大変な仕事だった。原書を翻訳して終わりかなと思っていた。この仕事は翻訳だけでなくマネジメント力、交渉力などのスキルが必要なようだ。個人事業主の辛さ。この職業はAIの進化でこれからどうなるのか気になった。ただこのシリーズ、介護士や交通誘導員などの割とその仕事が見える職業の人が多かったが、電通のプロデューサーや翻訳家などの仕事は、普段ほとんど見えないし知ることもない。その分知らない世界を知ることになると思うが、私はもっと市井の人の苦労話を読みたいと思った。図書館本2025/06/07
ずっきん
91
出版翻訳界の暴露本。約束を幾度もひっくり返され、ついに本人訴訟にまで至るものの、心のキズは癒えぬまま。いろいろ吃驚はあるけれど、翻訳者にもファンがつく文芸読みからすると、翻訳のクオリティについて編集サイドがそれほど関心を寄せないのに衝撃。自己啓発やビジネス書ってそういうものなのか。興味深く、面白かった。2021/02/10
ネギっ子gen
89
『7つの習慣 最優先事項』などの訳で売れっ子翻訳家になったが、出版社との様々なトラブルを経て業界に背を向け、「警備員」を職業とするまでの顛末が綴られる。袖では、<A書房、B書院>などとなっているが、著者自体が実名なため、ネットで調べれば翻訳を担当した出版社名は一目瞭然に出てくるし、ま、暴露本ですかね。著者は出版中止を告げられた時のショックをこう述べる。<大袈裟かもしれないが、それは出版翻訳家にとっては出産間近の「子ども」を堕胎されるのと同じくらいの大打撃である>と。翻訳原稿が大幅にカット、も切ないが……⇒2021/01/25
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