内容説明
性的モラルがなく、意志薄弱なウヌボレ屋…そんな脳を支配するのは腸だった!常識の一歩行く、悩ましい腸と脳の話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
187
自分の体の中でサナダムシを飼っちゃうような独特な思考を持つ免疫学者の著者が、「脳がいかに騙されやすいか」「腸はいかにだまされにくいか」ということを語った一冊。「ホンマかいな」と思うような尖った主張もあるが、それもまた本書の魅力の一つ。腸内細菌が体調のみならず考え方にも影響を及ぼしていること、だからこそ食べるものに気をつけて、腸の主張に従って生きていれば間違いないということが述べられている。2019/06/14
積読亭くま吉(●´(エ)`●)
93
★★★★【読メ・腸内環境保護運動部】半分はおじいちゃんの下半身自慢(確かに元気な方が色々良いとは思うけどさ…いったい先生のナニがお元気な事でどなたかを悦ばせて…とか考えちゃうよね)。残りの半分は、腸がどれだけ賢いかって話し(そもそも役割が違うのにこき下ろされるのが脳ですわな)大変ためになる話しがこれでもかってくらい出て来ます。糖分を(ある程度、です。完全に断つのは極論です)控え腸内環境に留意した食事を心がける事が、心身の健康に直結してる!腸と言う畑の土壌(腸内細菌)を豊穣に。2016/01/27
mura_海竜
80
身体にサナダムシを宿している筆者。脳ではなく、腸を中心に生活を考えた方が良いという本。「脳」をコントロールするのに大切な役割を果たすのが「腸」。腸を中心に考えれば、一般に言われていることに合致する。幼少期、ゲームばかりしていてはなぜいけないかの理由。幼児は何でも口に入れる、それは大切なこと。北原白秋の詩『金魚』、子供に自然に備わっている残酷な心。食物繊維を多く摂る国は自殺率が低い。油の分類オメガ3をとる必要がある。糖化を避けることは健康維持と老化防止。学力とセックスレスも。図書館本。2012年11月発行。2014/02/01
かしこ
65
母が購入したものの、挫折したらしく私に回ってきた本。なかなか自分では進んで読もうとしない本なので、ある意味新鮮でした。元々、この先生は寄生虫を腸内で飼っているということで知ってはいましたが、本を読んだことはありませんでした。なかなか進まないところもありましたが、たまたまこの本を読んでいる時に絶賛正月太り中&暴飲暴食中だったので、しまった!という気持ちにさせられました。本文に例があるように、間違った文章をやっぱり自然に修正してして、脳がいかに自分本位なのか実感。腸よ、脳の代わりに私の体のことを頼むよ、本当。2015/01/11
ことちん
52
目からウロコでした。腸内細菌がこんなに心身に影響していたなんて知らなかった。そして脳は喜ぶけど腸は嫌がる食事をしていた事が分かり反省。脳が喜ぶ食事ばかりしていたら最終的には脳を傷害してしまうなんて…著者の様に自分の腸でサナダムシを飼う勇気はないけれど、土壌カプセルは飲んでみたいな。あと、著者が実践する腸が喜ぶ生活習慣27か条の中で、「嫌いな人とは絶対に食事しない」というのには笑った。他の著書もよんでみたい。2015/05/07