内容説明
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ここには、生と死がある――。
4年に一度、大群で遡上するベニザケを、カナダ・アダムス川で25年間追った写真集。
200万匹とも言われるビッグランのようす、産卵し命尽きる瞬間を大迫力の写真で捉えています。
川の中で起こっている、奇跡的な命の循環。
淡水から海水へと生活域を変える、自分の生まれた川を探り当てる、産卵は一生に一度、生死を共にする集団行動等の複雑な生態を支えている自然環境が、どれだけ繊細なものかもよくわかります。
孵化を追いつづける撮影の過酷さ等、背景も知ると、ますますおもしろくなります。
地球温暖化によって今後より一層の過酷さが予想される、ベニザケの生態。SDGsを今こそいっしょに考えましょう。
(小学中級以上向け。魚の誕生は小学5年生で習います)
●著者紹介
岡野昭一
日本写真芸術専門学校二部報道・芸術科卒業。フォトジャーナリスト樋口健二氏に師事。
カナダの自然をテーマに、紅鮭、オーロラ、カナディアン・ロッキーなどを撮影。
●主な内容
ベニザケの生態
撮影について
ベニザケと地球環境
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
11
【再読】大人のための絵本2023/01/21
matumoty
1
カナダのアダムス川での、4年に一度のビッグラン(大遡上)を撮影した写真本。産卵場は「命の戦場」さながらの光景が写真におさめられている。卵を産み切るまえに力尽きて死んでしまうメス、メスの取り合いに負けて力尽きるオス、産卵で体力を使い切りそのまま死ぬメス。仲間の死骸がゴロゴロ水づく中で、子孫を残すために、一生に一度の繁殖を行う。これまでに「サケの産卵」の写真本はたくさん見たけど、その写真を撮るためにどのような苦労や工夫があるのかということを考えたことはなかったので、それも勉強になった。2023/07/26
たくさん
1
サケの産卵に興味が出てそれを写真の収めたいということでその結晶が本になって素晴らしいものだ。サーモンランというのも。産卵の瞬間を写真に収めるだけでなく生態を長い間見つめたり研究しないとその一番いいところを写真にしたいと思ったときにそれがあらわせない。色とりどりのたくさんのサケをいいタイミングで撮影するだけにどれほどの時間をかけたのかすごいなあって思います。 2022/12/11
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