ハヤカワ文庫SF<br> マシンフッド宣言 上

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ハヤカワ文庫SF
マシンフッド宣言 上

  • ISBN:9784150123888

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内容説明

21世紀末、AIソフトウェアに仕事を奪われた人間は心身の強化薬剤を摂取し、労働は高度専門職か安い請け負い仕事に二極化した。大富豪のピル資金提供者を警護する元海兵隊特殊部隊員のウェルガは、ある日襲われクライアントを殺害される。敵は〈機械は同胞〉と名乗り、機械知性の権利と人間のピル使用停止を要求する宣言文を公表。ウェルガは独自の調在を開始する――近未来技術をリアルに描くハード・サスペンスSF!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

もち

19
「二度も歴史をつくるには、わたしは年をとりすぎてるんだ」◆機械に仕事を奪われた人間は、薬物強化で日雇い仕事に励んでいた。元軍人のウェルガは富豪を護衛する人気シールドだが、依頼主が本来有り得ない「本気の襲撃」に遭い、殺害されてしまう――■プロットはいくつもの思索と活劇に満ち、自由自在でスリリング。だが、根底となる設定は、この世界と地続きに感じるほど『有り得る』、むしろ『既に始まっている』かもしれないもの。ゾッとする現実感が、物語の格を一段引き上げている。2023/03/25

羊山羊

18
強化薬と身体補助マシンで怪物的な活躍を見せる主人公ヴェルガの姉御が正体不明のテロを追う!雰囲気はCODのブラックオプスっぽいのとフェミニズムな香りが漂う。SFの設定は家事労働や雑務をロボットが助けてくれる設定が多く、例えばキッチンに材料を全部入れたら自動で料理ができたりする。ギミックにめっちゃ俗なのがある。コレに妊娠中絶に悩むもう一人の主人公がいたり、強化薬剤の副作用に悩むヴェルガの有様が薬害問題への問題提起を投げかけたり、よく読むと社会問題への投げかけが山ほど詰め込まれている、案外重量級の社会派SF。2023/02/27

本の蟲

14
AIの発展した21世紀末。高度専門職の一部を除き、人間の仕事は薬物で思考・集中・身体能力を強化しての請負い仕事しかなくなっていた。元米海兵隊特殊部隊員ウェルガは、薬物錠剤に投資する富豪の護衛。至る所を飛び交うマイクロカメラ群でプライバシーの概念がなくなった今、抗議者の襲撃も死人の出ないショービジネスと化していたが、突然の乱入者が護衛対象を殺害。マシンフッド(機械は同胞)と名乗り、錠剤の使用禁止とボットの権利を謳う彼らは、全世界で同様の事件を起こしていた。遂にAIの反乱か? ウェルガは調査を開始するが…(続2023/02/20

anxiety

10
主人公は元海兵隊員の女性警備員・ウェルガ。カメラ付きマイクロドローンが無数に飛行し、警備員としての派手な銃撃戦は勿論、ベッドでの営みまで撮影・配信され、ネット視聴者からの「投げ銭」を受けるのが当たり前の社会。この独自の世界観を描く部分と、自我のあるAIを名乗るテロリストの正体を追うという本来のストーリーの進行のメリハリが弱く、面白いんだけどちょっと読みにくい。同様に設定のオリジナル性が高くても全く読みにくさを感じさせない伊藤計劃ってほんと凄かったんだな、と改めて思う。ストーリーは巻末で急展開、次巻に期待。2024/06/14

BECHA☆

10
今世紀末、人類は自身を薬で予防・強化したり、一部機械化するなどして環境に立ち向かった。他方いわゆるロボットも進化したが、アンドロイドについては微妙な立ち位置のようだった。人々は自身の仕事や生活をドローンカメラで全世界に公開し小銭(電子チップ)を稼いで生活の足しにしている。主人公ウェルガは民間警護職として働いているが、体調に不安を感じている。ウェルガの義妹のニティヤは遺伝子工学者だが子育てもありかつかつの生活だ。ある日マシンフッドという団体が薬類の資金提供者をターゲットにテロを起こしウェルガの雇主が殺される2023/04/09

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