創造的破壊の力―資本主義を改革する22世紀の国富論

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創造的破壊の力―資本主義を改革する22世紀の国富論

  • ISBN:9784492396711

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内容説明

フランス最高峰の知性による
コレージュ・ド・フランス連続講義

経済成長論の権威が語る
持続的で平等な成長と繁栄への道 
最新の研究成果で描く資本主義の未来とは? 答えは本書に!

持続的で平等な成長に向けて創造的破壊を舵取りするには?
過去のイノベーターが未来のイノベーターの邪魔をするのを防ぐには?
創造的破壊が雇用を破壊し、健康や幸福に及ぼす負の影響を抑えるには?
創造的破壊を好ましい方向に効果的に向かわせる要因とは?

私たちの将来について考える際の重要なマイルストーンとなる書
ジャン・ティロール(『良き社会のための経済学』著者、ノーベル経済学賞受賞者)

今日の失速した資本主義が成長を回復するために不可欠な本
アンガス・ディートン(『大脱出』著者、ノーベル経済学賞受賞者)

広範で重要なトピックについて、新しく想像力に富んだことを述べる魔法のような本
ロバート・ゴードン(『アメリカ経済 成長の終焉』著者)

最先端の経済分析に基づき、現代経済のダイナミクスを解剖した本
ジョエル・モキイア(『知識経済の形成』著者)

目次

はじめに
第1章 新しいパラダイム
第2章 テイクオフの謎
第3章 技術革新を恐れるべきか?
第4章 競争はほんとうに望ましいのか?
第5章 イノベーション、不平等、税制
第6章 長期停滞論をめぐる論争
第7章 中所得国の罠
第8章 工業化は絶対に必要か?
第9章 グリーンイノベーションと持続可能な成長
第10章 イノベーションへの道
第11章 創造的破壊、健康、幸福
第12章 創造的破壊のファイナンス
第13章 イノベーションとグローバル化
第14章 投資家としての国家、保険者としての国家
第15章 市場・政府・市民社会のトライアングル
終 章 資本主義の未来
謝辞
用語一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Jesus@メモ魔

2
新時代の資本主義2024/04/28

chiro

2
非常に多岐にわたる側面からイノヴェーションが社会に与える影響を分析しその価値を改めて知らしめてくれた著作。イノヴェーションのジレンマにあるように継続的と破壊的な側面があるイノヴェーションにおいてやはり社会を変革するには破壊的なイノヴェーションが望ましいと感じた。その中で国家が果たす役割は大きく、残念ながらこの国の低成長の原因もここにあると思う。そに意味ではスウェーデンで展開されているフレシキュリティーの試みは素晴らしいと感じた。2023/08/01

takao

2
ふむ2023/03/24

げんさん

1
とくに重点的に取り上げたのは、市場に万事を委ねる自由放任型の資本主義から政府と市民社会が十全にその役割を果たす資本主義へ移行し、イノベーションを阻害せずに社会的移動性を高め不平等を減らすにはどのような政策を講じるべきか、という問題である。2023/11/03

yes5&3

1
日経新聞書評この一冊で紹介。シュンペーター理論でイノベーション、創造的破壊のもたらす効果と是非を幅広く解析。基本的には是であって、引き起こす負の影響となる、不均衡や雇用喪失や環境破壊や健康に政府の介入が必要。グリーンイノベーションは自ずと引き起こされるわけではなく、政府の介入にも市民社会の与える力が必要。全体的に賛同するものの、ところどころ引っ掛かるところ(韓国は財閥の影響が小さくなった?(第7章))もないことはない。2023/03/15

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