内容説明
わんわん保育園に勤める愛する妻やすみのため、不慣れなカタギの生活を送りながら保育士を目指す元ヤクザ小柳徹。真っ当な暮らしにも、ほんの少しずつ慣れてきた(満員電車はまだダメだ)。出産間近の妻を愛おしく思いつつ、悲惨な子供時代を回想する小柳。ろくでなしの父親しか知らない自分が良い父親になれるのか?不安に揺れる元ヤクザのところには、今日も様々なトラブルが舞い込んでくる……。第1回警察小説大賞受賞作家が「父親の資格」を問いかける、胸に沁みる痛快エンタメ小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
141
シリーズ第二弾。元ヤクザの小柳徹。相変わらず、意外?と頭も切れ、観察力、推察力がすごいね。物語はというと、園児の親に、こういう親、あるいはこんな大人、こういう嫌な奴、間違いなくいるわ。それをうまく小柳が解決させる。読んでて痛快とはいかないまでも気持ち良い。そんな小柳はきっといいお父さんになる。やすみと仲良し夫婦でいてほしい。そして、高卒認定試験も合格できるよ。そして、保育士の資格をとってほしいな。そんな小柳を舎弟の高遠が、しっかり小柳を影でサポートしてあげてほしいな。2022/01/18
はつばあば
48
父親の資格ですか・・。毎日の子供との接触から生まれてくるものでしょうねぇ。だって産むまでの辛さ、産まれる時の痛みを知るのは母親だけ。夜中の授乳や夜泣きに振り回され、疲れ果てるのは女。いやいやそういう事じゃない。この小柳さん、外見上カッコは悪そうですがいい漢ですねぇ。昔のツレにも人情豊か。亀井ぶっ潰せ!なんてやくざモドキの私になってしまいますが(^^;。警察モノ・ヤクザモノどちらも紙一重。保育園の経営も大変です、モンスター保護者に太刀打ちできるような職員はいません。児相も目先の事のみに追われているのが現状か2021/11/17
GAKU
41
極道保育シリーズ第2作。うーん〜。普通。特にコメント無しです。2022/01/13
あずとも
6
保育士を目指して勉強中の元ヤクザの小柳さんが自分が勤める保育園で起こる問題を解決しつつ妻が臨月を迎えてろくでなしの父親しか知らない自分が良い父親になれるのかと不安に揺れる。父親の資格なんて小柳さんが病院で出会ったパパさんの言う通り毎日の子供との接触から生まれてくるものなんだろうな2021/11/21
pagrus55
2
★★★2022/10/06
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