ビジネスと人生に効く 教養としてのチャップリン

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ビジネスと人生に効く 教養としてのチャップリン

  • 著者名:大野裕之
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 大和書房(2022/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784479393962

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内容説明

「いま世界には、新たなチャップリンが必要だ」

――ウクライナ大統領・ゼレンスキー(第75回カンヌ国際映画祭でのスピーチより)

「混迷の世の中を生き抜くために、そして人生を豊かにするためにどうしても必要なこと、
すなわち本当の〈教養〉をチャップリンは授けてくれるのです。
しかも、極上のユーモアを通して」
――「はじめに」より


史上初めて世界的にバズった人物で、
キャラクターの概念を作り出した男。
ウォルト・ディズニーにビジネスを教えた師匠であり、
ヨーロッパの通貨統合、ワークシェアリングを提唱、
すべての作品で利益を上げた名経営者。
100年前に格差社会、同性愛など
今日的テーマを描いたダイバーシティの先駆者にして、
時の独裁者と真っ向から闘った、喜劇王。

=チャールズ・チャップリン!

チャップリンを、「いま」の視点から楽しみつくす格好の入門書!

■目次
はじめに―「チャップリンって生きてるんですか? 人間なんですか?」
第1章:チャップリンの作り方!
「チャップリン」はどうやって生まれた?/チャップリンの作り方その1 母ハンナと極貧の少年時代/その2 大英帝国の舞台修業/その3 1914年のアメリカ/その4 矛盾だらけのコスチューム/その5 公園と警官とかわい子ちゃん/その6 NG、NG、NG……
第2章:謎解きチャップリン映画
チャップリン作品を「読んで」みる/『キッド』―なぜチャーリーは小さくて、警官は大きいのか?/『黄金狂時代』―なぜチャーリーは雪山に行くのか?/『サーカス』―鏡の迷路に迷い込んだのは誰か?/『街の灯』―盲目の少女は最後に何を見たのか?/『モダン・タイムス』―黒い羊一頭で描いた資本主義社会
第3章:チャップリンから学ぶビジネス
エコノミスト・チャップリン/キャラクター・ビジネスの発明/ウォルト・ディズニーとの師弟関係
第4章:チャップリンが予知していた未来
移民―「自由の女神」を見つめる瞳/人種・民族問題―偏見からどうやって逃れるか?/格差社会のリアルその1 薬物をどう描いたか/格差社会のリアルその2 弱者をどう描いたか/多彩なアーティストへの影響/メディア―世界で初めて“炎上商法“を描いた/ダイバーシティその1 同性愛のモチーフ/ダイバーシティその2 東洋文化への深い理解/ダイバーシティその3 日本とチャップリン/新興宗教と現代―幻の遺作で描こうとしたもの
第5章:チャップリンVS ヒトラー 武器としての笑い
チャップリンと戦争/ヒトラーとチャップリン/演説―世紀の6分間/チャップリンのアメリカ追放/ラストの演説を聞いているのは誰か?/『独裁者』結びの演説

エンドロールあるいは前座として―再び「チャップリンって生きてるんですか?」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

109
チャップリン通には公知のことばかりかもしれないが、その生い立ちから、映画作りの特徴、主要作品の謎ときなど、初心者の私でもよく分かる親切な内容。「人間的という誤解を招きやすい言葉を、誤解を招くことなく受け入れることのできる唯一の映画作家」(ゴダール)と評されたヒューマニズムとともに、キャラクター(放浪者チャーリー)の肖像権という知的財産権を最初に確立した人物というビジネス的な側面など、この不世出の映画人の今日的意義を再認識することができた。日本チャップリン協会会長である著者のチャップリン愛が迸る一冊である。2023/04/01

33 kouch

36
ユーモアを武器に世界を変えた、いや世界と闘い続けた!そんな生涯を分かりやすく解説。なんとなく知っているチャップリンだが具体的なエピソードでその偉大さがわかる一冊。 悪人をよく「当時の環境が彼をそうさせた」とか言うが、信念をを貫けばチャップリンのようなプラスの偉人も生まれる。ヒトラーとの対比でよくわかった。経済人、実業家としても優れ、先見の明もある。晩年まで意欲的に新しいことにチャレンジする好奇心と行動力には感動した。 。肝心の作品をしっかり見たことないのでこれを機に観てみたい。2023/08/16

ムーミン2号

15
チャップリンに詳しい方なら「知ってるよ」というようなことが多くあるだろうけど、チャップリン映画はいくつか観ていても、その背景や思いなどを読んだりしたことがあまりない、いわゆる「初心者」には上等の本だと思う。かくいうワタシも「初心者」であるので、「そうなんだ!」と思うことしばしば。『キッド』以降の長編作はいくつか、あるいは何度か観たけども、それより前の短編などほとんど観たことのない者には、そちらへの興味も湧いてくる。ワタシにとっては「ビジネス」という面が希薄(感じなかっただけ?)なのもよかった。2023/01/09

MAKOTO

7
買ったその日に読了。 悪くなかったけど、正直目新しい情報もなかったので少々物足りなかった。 初心者向けには良いと思う。2022/12/02

えいとうっど

6
極めて個人的なお気に入り度合い:★★★☆☆3点 チャップリン作品の上映会で行った、大野さんのトークショーがとても楽しかった。やっと拝読。 映画はもう、チャップリン作品だけを繰り返し観れば十分なんじゃないかな、、、と思えます。2023/09/07

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