内容説明
世界2000万部突破の大ベストセラー『大聖堂』の前日譚、登場
キングズブリッジ・シリーズ最新作!
997年、イングランドの港町コームは、襲来したヴァイキングによって掠奪の限りを尽くされ、壊滅的な被害を受ける。
船大工を営んでいたエドガーの一家も、父が殺され、造船作業所も灰燼に帰してしまう。
大黒柱を喪った家族はシャーリング司教ウィンスタンを頼って、ドレングズ・フェリーという郊外の集落に移り住む。
痩せた土地で小作農として苦労するなか、船着き場の渡し守の職を得たエドガーは、
遠くフランスから州太守の元に輿入れしてきた伯爵令嬢ラグナと運命的な出会いを果たす……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
177
ケン・フォレットは、「針の眼」以来、40年近くに渡って読み続けている作家です。キングスブリッジ(大聖堂)・シリーズも読み続けています。最新作は上中下全3巻、1,500頁弱の大作です。上巻は一気読みしました。トータルの感想は全巻読了後に。 https://www.fusosha.co.jp/books/detail/97845940872272022/12/19
のぶ
72
ケン・フォレットは「大聖堂」という邦題の作品を本作も含め三作出しているが、最初の「大聖堂」の面白さと興奮は今も忘れ難い。本作は「大聖堂」の前日譚として出版されたもののようだ。全三巻の上巻を読む限りだが、まだ物語に大きな動きはない。主人公はエドガーという船大工の息子の青年のようで、上巻では街が襲来したヴァイキングによって壊滅的な被害を受ける。船大工を営んでいたエドガーの一家も、父が殺されてしまう。船着き場の渡し守の職を得たエドガーは、伯爵令嬢ラグナと出会いを果たすがこの先どうなるのか?次に進みます。2022/11/07
k5
56
やっぱり大好きケン・フォレットの歴史もの。今回はヴィンランド・サーガの時代から少し先、ヴァイキングの襲撃で村が滅んでしまうような暴力の時代。強く前向きな男と女が配置され、過酷な運命に立ち向かう。「朝ドラだなー」と思いながらも、ハラハラして読んでしまうドラマツルギーが好きです。時代背景が説明ではなく実感として伝わってくる書き方もいつも通りなのだけれど、それが心地よい。ゆっくり中巻へ。2023/01/21
ひまわり
28
翻訳ものなのにグイグイ読ませる。人物たちがキャラがたっていて面白い。続きを早く読みたい。2024/02/15
松本直哉
23
1066年のノルマン・コンクエストの直前の時代がいかに混沌としていたか。英仏ともにいまだ王権は盤石でなく、カトリック教会の権威も下々の人間には及ばず、結婚を秘蹟と定めて一夫一婦を制度化する前のカオスのような性的関係、僧侶の無軌道や男女の重婚が容認されていた時代、ヴァイキングの来襲に怯え、建築物も食生活も粗末な中で、二人の印象的な人物、女性ながら文学に親しみ、男性同様に政治に携わろうとするラグナと、父と恋人を一瞬に失う失意の中から、創意工夫と率直な正義感で立ち上がるエドガー、二人の人生の成り行きはどうなるか2025/10/14




