澁澤龍彦の思考

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澁澤龍彦の思考

  • 著者名:谷﨑龍彦【著】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 彩流社(2022/11発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784779128318

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内容説明

澁澤の「書く=読む」という行為には、「(仏語の)純粋言語を日本語に
よって救い出す」(ベンヤミン「翻訳者の使命」)という運動が働いている。
そのとき、澁澤という「私(わたくし)」性はどこにあるのだろうか。
澁澤の「書く=読む」という行為は「純粋言語」を救出するとともに、
澁澤という「私」性が消滅するのではないかというのが、
筆者が考える澁澤におけるエクリチュール化した「私」の意味である。

このエクリチュール化した「私」は、消滅するとともに
翻訳行為と同様、他者の「純粋言語」にまとわりつく「純粋思考」をも
かぎりなくとりこんでいく。

そして最後には、澁澤の博覧強記の「書く=読む」という行為は、
澁澤の「私」性が消滅して、エクリチュールに他者、評者(筆者)まで
をもまきこんでいく。
究極的にそこに浮上する澁澤の「思考」とはなにか……それを逐語訳的に
翻訳・抽出していくのが本書の眼目なのである。

【目次】
(第1章)サドの自然
(第2章)『夢の宇宙誌』玩具・天使・アンドロギュノス・世界の終り
(第3章)『エロスの解剖』
(第4章)『胡桃の中の世界』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

8
著者は皇學館大学卒。澁澤龍彦に私淑して文芸評論を始めたという。あとがきでは澁澤のほかに塚本邦雄『万葉秀歌』や橋本多佳子の句集について触れており、私の好みにマッチした著者であった。(第1章)サドの自然、(第2章)『夢の宇宙誌』玩具・天使・アンドロギュノス・世界の終り、(第3章)『エロスの解剖』、(第4章)『胡桃の中の世界』2023/10/02

氷柱

6
884作目。8月25日から。癖の強い作品。取り上げられている人物の色が濃すぎるし、それを描く筆者も大分仕上がっている。様々な作品や思想に触れた上で取り組まないと置いてけぼりにされてしまうような次元にある。かなり難しい一作。概念的な部分を他の作品からの引用から緻密にくみ取る以外に真の理解に到達する術はない。まだまだ読みが足りないということを痛感させられた。2022/08/28

コウみん

1
今年は澁澤龍彦生誕95周年だ。 フランス文学者として作家として澁澤龍彦は多くの作家と芸術家に影響を与えてきた。 著者も澁澤の本を読んできた世代として澁澤龍彦の著書について愛情がとても深い。2023/02/26

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