光文社文庫 不可触領域

著者名：鳴海章

光文社（2022/11発売）

• ISBN：9784334793852

内容説明

蔓延するSINコロナウイルス。地球的な気候変動で水没した東京。そして驚異的な身体能力を持つ改造人間たち。大きく変貌してしまった世界で、かつて警察庁公安部特別班に所属していた伊藤朱璃は、いまや「絶望島」と呼ばれている、房総半島だった一角へと潜入した。ある少年を探すために……。圧倒的なスケールと緻密な世界観で描く著者の新たな代表作！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[外道皇帝]

温暖化によって東京が水没した近未来。より強力になったコロナ、遺伝子改造による超人、サイボーグ兵士、人間の意志を継ぐＡＩなど盛りだくさんのアクションＳＦ。エンタメはこうでなくっちゃ。

2022/08/13

[みん]

ロボット、改造人間、ウィルス、人工知能、温暖化海面上昇、と内容が盛りだくさんの近未来物SFです。この作家は初めてかな。AIを通して、意識を戻さない娘の言葉引き出すシステムには興味深く、AIがシンギュラリティへ進む一方向なのかもしれません。まぁ「ハカイダー」のように、医学的に脳を生かし続けることが可能かどうかも問題です。こんな時代が来ると、パニックになった暴動が一番怖いと思いますが、日本人は他の国よりましではないかと思います。核攻撃のスイッチが押される前までは・・。

2025/04/26

[Hideo]

脈々と続く「狙撃手（スナイパー）」シリーズの最新刊にあたる作品？😭現実世界の少し近未来2030年辺りの物語であるが、著者が独自に描く、SINコロナや続々と日本列島を襲う何百年に一度規模の台風、そして首都直下地震に温暖化による列島沈没...。遺伝子操作人間（仮面ライダー笑）もあながちフィクションとは思えず..。浅草機動捜査隊シリーズの面々の登場にニヤリ。鳴海章ファンなら楽しめる作品です。

2022/09/29

[magaokun]

いきなり仮面ライダー！ 改造人間、人間の意識と生死。 近未来の日本で繰り広げられるSFアクションストーリーが楽しめます。

2024/06/16