内容説明
日本精神史の埋もれた鉱脈を掘り起こす新シリーズ〈叡知の書棚〉刊行スタート!
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《自己の存在の秘密を学ぼうとする人へ 》
古代ギリシア以来のヨーロッパの教育観・人間観に照らし、教育とは何かを考える。
その先に展望される、あるべき理想の教育とは──。
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独創的な教育家にして、医学、農業、経済学、芸術学、建築学、文学、哲学、宗教に至る広大な領野を探究した大思想家ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)。
シュタイナー研究の第一人者が、その教育思想の可能性を深く掘り下げる決定的な名著、待望の復刊。
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普通、人は霊的という言葉にあまりなじんでいませんから、この言葉だけで既に何か違和感を感じて、「霊的因果律」という考え方にはとてもついていけない、と思うでしょう。けれども霊的という、いわば学問的には聞き慣れない言葉を意識的に使うことがシュタイナーの思想を理解するのに必要なことなのです。(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
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ヨーロッパにおける教育思想の源流―ギリシア・ローマ・中世の教育: 遍歴する哲学者 折衷主義の発想 ギムナストによる教育 無意識の教育 教師の理想像: 「術」中心の教育 普遍的価値の喪失 ヘルバルトの教育学 生きた教育 シュタイナーの一般人間学: 「人間」の意味 人間再生の場、シュタイナー学校 目的をもった人生 魂の教育: 魂の在り方 悟性魂の時代 意識と気質 シュタイナー教育の観点から見たカルマと転生: 輪廻転生の問題 オカルティズムとの出会い カルマ=霊的因果律 カルマ的体験 エーテル的な力 2022/11/12
サラダバー
0
第1章はわりとわかりやすく読め、第2章もとても面白く読めました。第3章あたりから本題なのでしょうか。急に専門用語などが出てきて文体は難しくなりました。言っている事自体は丁寧に読めば、とてもシンプルなお話なので読んでいて飽きなかったです。2022/12/13