自治体職員のためのナッジ入門

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自治体職員のためのナッジ入門

  • ISBN:9784875264316

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内容説明

「チラシを一生懸命作ったのに、なんで行動してもらえないのだろうか?」

通知文に根拠条文や補足情報を入れてできる限りたくさんの情報を提供したり、親しみのあるキャラクターや著名人を登場させたり…。どんなに工夫を凝らしても、そして住民にとって明らかにメリットのある話でさえ、思ったような反応がないのはなぜか。



案内を受け取る住民からすると、「なんでこんなに文字ばかりの通知を送ってくるのか。今は忙しいから、また後にしよう」と感じられるからだ。

こうした人の行動に関する様々な問題に対して、新たな解決策を提示するものとして、国内外で新たなトレンドとなっているナッジ。ナッジとは、行動経済学から生まれた「人の行動をそっと後押しすることで、本人や社会が望ましい行動をとれるようにする手法」のことである。



本書は、現役自治体職員でありナッジの実践者であるNPO法人Policy Garageのメンバーが、「自治体の政策にナッジを取り入れるにはどうしたらよいか」を伝授。ナッジの初学者向けの解説や実践事例紹介から、「ナッジで自治体の事業・仕事が変わる」ことがよくわかる。新たな気づきを得て、自らの実践に踏みだそうとする読者に格好の一冊。
日々の仕事に向き合う中で、「もっと効果の出る政策を実施したい」、「新たなチャレンジをしたい」、「何か打開策がないか」、と考えている人にオススメ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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面白かったな〜。副題にあるとおり、ちょっとした仕掛けを作って、望ましい行動を後押しする。「こうしてください」と言うのも一つの手段ではあるが、それだけでは人は動いてくれない。今まで繰り返してきた「こうしたらどうかな?」が体系立てて書かれている。よかった今まで自分のしてきた仕事は間違いじゃなかったんだ(※確証バイアスの可能性あり)。2023/07/17

odmy

0
ナッジって何となく胡散臭いイメージがあって敬遠していたけど、自治体から送られてくるややこしい文書を見るともっとシンプルに書けばいいのにとは思う。そういうところではどんどんナッジしてほしい。あと、ナッジはそれほど画期的な方法というわけではなくて、商売の世界では普通にやられていることだなと思った(「すでに〇〇%の人がやってるのであなたもやりましょう!」みたいなの)。胡散臭さの原因はその辺りにある気がする。全体的にわかりやすい本だけど、カタカナ言葉や略語が多すぎてややうんざりした。アジャイルってなに?2024/03/13

Joecalme

0
ナッジの理論と取組を体系的かつ実践的に解説。適度な情報量で読みやすかったです。EASTフレームワークの解説が詳しく、具体的にどのような手順で事例に落とし込んでいけばよいかが分かります。2023/07/16

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