内容説明
第13回講談社ラノベ文庫新人賞<佳作>受賞作!!!!
食べ尽くせ、この世界のすべてを――!!!!!!
どんな魔獣も狩る、料理する、食べる、世はまさに大調理時代ー!
狩猟と調理の概念が融合した『猟理人』の誕生から三百年あまり。
かつて勇者の一族からも将来を嘱望されていたレンはとある理由で失格者の烙印を押され、ひょんなことから世界一の猟理人を目指す少女ルーシーのバディを務めることに。
名門クルーエル魔獣猟理学院に通う彼女は人一倍まじめな性格にもかかわらず、膨大な魔力を暴走させるせいで落ちこぼれとバカにされていた。レンの教えで才能を開花させていくルーシーはある日、相棒の壮絶な過去を知り――
「あたしと一緒に来なさい、レン!」
これは少年と少女が紡ぐ、世界一美味しい英雄譚。
※電子書籍には特典として書き下ろしSSが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サキイカスルメ
19
勇者の一族でありながら致命的な欠点を抱え、家から出奔した少年レン。魔力量が凄まじすぎて暴走させてしまうことから暴姫<タイラント・クイーン>と嘲笑される少女ルーシー。名門クルーエル魔獣猟理学院で、バディを組むことになった2人の魔獣調理ファンタジー!面白かった!!ボーイミーツガールや熱いバトル要素もあり楽しかったです。どうしようもない欠点を抱えた少年少女が相手の存在によって救われるお話が大好きでして……。そんな2人が力を合わせて苦難を乗り越えるなんて、最高に決まってるじゃないですか。続きも読みたいです!2022/11/04
真白優樹
10
狩猟と調理が合体した「猟理人」という概念がある世界で、勇者の家の落ちこぼれの少年と、猟理人の落ちこぼれの少女が組み始まる物語。―――欠けているから埋め合える、組み合わされば無敵である。 比翼連理のバディものとしての面白さと、骨太な料理ファンタジーの面白さがある物語であり、心が燃えて楽しめる、とても良いと真っ直ぐに言いたい作品である。願えるならば、もう少しだけ読めると嬉しい。強く絆を結んだ二人はこれから何処まで行けるのか。無敵のその力に限りなし、ならば可能性も無限大だろう。 期待を込め次巻も楽しみである。2022/11/08
二木弓いうる@作家の赤ちゃん
7
ある理由で一族から失望された主人公が、「猟理人」を目指す落ちこぼれツンデレヒロインの相棒になる学園バトルファンタジー。王道展開! 良い! ヒロインをバカにして傷つけた者には全員天罰下ってほしい。2025/06/26
尚侍
6
とっても面白かった。主人公とヒロインの能力がわかった段階でオチの展開は読めましたが、そこに至るまでの過程がきちんと描かれていたことに加え、ちょっとしたどんでん返しが待っていたこともあって最後まで楽しく読むことができました。傷ついた主人公を励ますヒロインの言葉が本当に身につまされるので、二人の信頼関係があってこそのエンディングは王道展開ということもあって気持ちが良かったです。2022/11/10
史
5
2020年代にこういう作風が読めるのはある意味貴重なのではないだろうか。一応学園ファンタジーなんですかね。まああとメシモノ、だけどあまりそのメシモノ特有の美味しそうな感じはなく……。なんでしょうかねえ、正直メシモノである必然性がって思うんですよね。まあ上流階級や貴族の嗜みであることはこの話だけではないんですがね。あまり大真面目に読まなければいいだけかもしれないけれども。久しぶりに講談社ラノベを読んだけれども、やっぱり相性が悪いなあと。2023/01/16




