内容説明
確かに地球は温暖化している.それは止めなければならない.だが,温暖化だけで人類が絶滅するわけではない.先進国の環境アラーミストが推し進めようとする環境対策は,開発途上国に必要な経済発展を阻害し,むしろそれが地球の環境を悪化させる.長く環境運動に取り組み,世界各地の実情を見てきた著者が,IPCC報告書等の科学的知見に基づき,真に実効的な環境保全の道を示す.アラーミズムと懐疑論を超える,注目の全米ベストセラー.著者からの「日本語版に寄せて」を収録.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
21
地球温暖化に限らず、終末論的環境主義者たちのさまざまな誤りをデータでぶった斬るロンボルグ的な本。結局、エネルギー効率のいい発電方法(著者は原発推し)を選び、発展途上国の産業を集約化し、貧困から解放するのが最大の環境保護。2025/04/16
スコットレック
4
図書館本。大切な事は陰謀論・悲観論に安易に踊らされず、一歩引いてみて事実を認識しようとする事かと。貧困から這いあがろうとしている人達を自然保護の名目で押さえつけてよいのか。(しかも自然保護の観点からも良い結果に繋がっていない)、鳥たちの生命を脅かす風力。コスト・信頼性・使用面積etcで大きな問題を抱える太陽光。(ソーラーパネルの廃棄が環境破壊に繋がっているとしたらなんという皮肉だろう。)ただ、核兵器に関しては歴史上起こった事実としては、たとえ本書に書かれている通りだとしても、楽観的にすぎると思う。2023/08/03
乱読家 護る会支持!
4
環境問題はアラーミスト達が騒ぎ立てることによって、よけいに地球に負担をかけることになっているという「本当の警告」を投げかけるものです(本当かどうかは、僕にはまだ判断がつきません)。 一神教価値観では、聖書に描かれている「黙示録」など、神による最後の審判がいずれやってくるとの恐怖感があり、それがアラーミストの不安を煽っているのかもしれません。 そう考えると、暴力的なアラーミストは、輪廻転生を信じる仏教圏、ヒンズー教圏では少ないように思えます。 2022/11/04
TAKA-SAN
2
地球温暖化は事実。しかし、経済成長を促し、適応策、そのための研究・開発に投資すれば乗り越えられることを多岐にわたる根拠論文に基づき示した書籍。 本当に地球は危機に瀕しているのか?再生可能エネルギーは意味があるのか?石炭火力発電や原子力発電は止めるべきなのか? 昨今、メディアで論じられている“常識”を丁寧に検証しており、価値がある。 冷静な議論や政策を理解しなければならない政治家、行政官、NGO関係者には是非読んでほしい。
こけこ
1
今までの情報は何だったの?本当に情報は政治的だったり、何らかの意図的に変えられているものなんだなって実感した。2022/09/05
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