ファン文庫Tears<br> 10年後、きみに今日の話をしよう。

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ファン文庫Tears
10年後、きみに今日の話をしよう。

  • 著者名:沖田円/ふすい
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • マイナビ出版(2022/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784839981440

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内容説明

じんわり泣ける、ある家族の物語

母とふたりで暮らしている蒼士(あおし)。とくに夢も目標もなく、なんとなく日々を生きている平凡な男子高校生だ。その平穏な日常は7年間音信不通だった姉・楓(かえで)が娘の麦(むぎ)を連れて帰って来たことで見事に破壊された。父に反発して家を飛び出した姉の突然の登場で家族は否応なく形を変えていく。変えられない過去とこれからの未来。ラストはじんわり泣ける、家族の再生の物語。

母とふたりで暮らしている蒼士(あおし)。とくに夢も目標もなく、なんとなく日々を生きている平凡な男子高校生だ。その平穏な日常は7年間音信不通だった姉・楓(かえで)が娘の麦(むぎ)を連れて帰って来たことで見事に破壊された。父に反発して家を飛び出した姉の突然の登場で家族は否応なく形を変えていく。変えられない過去とこれからの未来。ラストはじんわり泣ける、家族の再生の物語。



2015年、スターツ出版文庫の創刊ラインナップの1冊として『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』(スターツ出版)を刊行し作家デビュー。同作は累計24万部を売り上げ、コミカライズされた。2018年には、投稿作「咲久良町シンフォニー」がピュアフル小説大賞にて金賞を受賞し 同作を改題した『千年桜の奇跡を、きみに 神様の棲む咲久良町』(ポプラ文庫ピュアフル)を翌2019年に刊行している。近刊は『僕らの夜明けにさよならを』(スターツ出版)、『雲雀坂の魔法使い』(実業之日本社文庫GROW)など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

57
高校二年生の僕は母と二人で暮らしている。父は単身赴任生活が長くほとんど帰ってこない。父と意見が合わず家出した姉は7年間音信不通。僕は父が言うように普通の生活を送るつもりで平凡だが堅実に暮らしている。ある日突然姉が娘を連れて帰ってきた。孫・麦の天真爛漫さに巻き込まれて母は「ばあば」として楽しそうだし、姉は我が強いままだ。次第に僕は居場所を失い、それまでの価値観も崩されて…。 マイペースな姉に振り回されて自分の居場所を確認しながら生きている僕に共感した。10年後に話した時の麦の記憶とのズレに傷つかねばいいが。2022/10/15

オセロ

35
父親は単身赴任で家にいないものの、母親と共に何気ない日常を過ごしていた平凡な高校生・蒼士。そんな蒼士のもとに進路のことで父親と大喧嘩した挙句、高校卒業と同時に家出した楓が娘の麦を連れて帰ってきたことで平穏な日常が崩れ去っていく…。 楓の帰省を受け入れられる母親とそうではない蒼士。高圧的な父親に反発して夢を追い求めた楓と、素直に受け止めてしまったことで夢見ることを忘れてしまった蒼士。様々な我慢を強いられてきた蒼士が限界を迎えたことで、バラバラの方向を向いていた家族が一つになっていく様子にはグッときましたね。2022/11/15

kitten

14
図書館本。沖田さんの本は久しぶり。夢と現実、家族の物語だけど、3才の麦の可愛さと破壊力がすごい。色々あって子持ちになった姉ちゃんだけど、まだまだ若いんだから何でもできるし何にでもなれるよ、ってのは、私が40過ぎてるおっさんだからの感想。若い子が訓むとどう感じるのかな。今どき、子どもの道を認めない頑固おやじなんてそうそういない気がするが。評価星32023/01/14

かぐや.

9
初読み作家さん。初めから終わりまでふんわり暖かい。文章も優しくて言葉ひとつひとつが心に入ってくる。友達、家族との関係性も違和感なし。麦は3歳にしてはちょっと大人びているかなって思ったけど。読んで良かった1冊です。2023/10/06

tommy

8
母とふたりで暮らしている男子高校生、蒼士。その平穏な日常は、音信不通だった姉・楓が娘の麦を連れて帰ってきたことで打ち砕かれた。父に反発して家を飛び出した姉の突然の帰郷と、麦の天真爛漫な明るさで家族は否応なく形を変えていく。2023/05/17

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