ちくま学芸文庫<br> 禅のこころ ――その詩と哲学

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ちくま学芸文庫
禅のこころ ――その詩と哲学

  • 著者名:竹村牧男【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 筑摩書房(2016/02発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480092670

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内容説明

禅とは何だろうか。古来、仏の悟りの真髄をこころからこころへと伝えてきたため、その世界に参入するのはなかなか難しい。本書はこの難問に応える。禅の世界は、坐禅修行を通して真実の自己とは何かを究明し、同時に現実世界において平常心に生きる道であることを解き明かす。そこに開かれる、自然や他者との不二の境地は、まさに詩となり、味わいに富む言葉に結晶する。その禅的境涯にひそむ理路は、「言語」「時間」「身心」「行為」などの哲学的探究の展開ともなる。禅を、今を生きるための思想として、多くの人の身近なものとすべく意図された、他に類例のない入門書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

11
存在を離れて時はなく、時を離れて存在はない(098頁)。相互依存。道元の時間論は、非連続の連続を根本としつつ、正しく永遠の今に立つもの(同頁)。「今でしょ」が流行語になったが、「今を生きるしかない。ただひたすら今に一如(いちにょ)していくところにしか、真実の自己はない。そこを好日とする」(104頁)。菩薩というのは、菩提薩埵を略したもの(209頁)。悟りを求める人の意味がある。良寛は定住と漂泊を繰り返した(225頁)。座禅を組め。中学時代、そんな禅道会に出た覚えがある。夏の朝5時起き。掃除した記憶がある。2013/08/21

galoisbaobab

0
道元も良寛も一如を経て浄土へと至った、ということでいいんじゃろか2014/12/27

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