内容説明
小5の雄馬は、心ならずも「特技発表会」にかつぎ出され、落語を演じることになりました。たまたま知り合った冴えない若手噺家に弟子入りしますが、この「にわか師匠」の頼りないこと。 それでも、クラスメイトの女の子にも助けられながら必死に練習を積み、迎えた本番の舞台。工夫のオチを用意して臨んだものの、予想もしないテンヤワンヤの事態が起きてしまいます。さあどうする雄馬!? 落語パワーが炸裂する爽快な物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
9
人情がほどよく、ラスト、どうなるのかとハラハラドキドキ。おあとがよろしい作品でした。きむらよしおさんの挿絵もよかった。2018/05/28
7petit
9
長所も欠点もあるのが人間。それぞれのいいところを認めあい、信頼しあうおかしな噺家さんたちの存在が、まじめ+省エネ5年生雄馬の心を変えていくのがいいですね。「化け物つかい」を知っていたほうが、より面白く読めるのでは?高学年さんに。2014/06/16
ヒスイ
8
落語愛に満ちた作品でした。 笑八さんの親父ギャグが最高!(笑) 日常でちょっとだけ使おうかなって思わせてくれましたね! 話の中で、古典的な落語を愛する人、現代風味を混ぜてオリジナルとしての落語を愛する人が出てきますが、その両方の意見に触れることができる本だなと感じました。落語についてのちょっとした豆知識みたいなのもつき、スラスラッと読めます。 久しぶりに、寄席に足を運んでみようかな。2024/10/14
mikki
8
省エネ人間!?(余計な事をしない!?)なんて同級生から呼ばれている5年生の雄馬くん。そんな男の子が噺家さんとの出会いで心の中が変化していく。色々なタイプの大人が出てくるんだけど、良いところも悪いところも子どもらしく受け止めていて、それが省エネ人間の雄馬くんの素直で良いところだな。子どもに読んであげたくなる本!2014/10/01
tomatobook
7
特技発表会で落語を披露することになった小5岡本雄馬くん、本当はいじめっ子に無理矢理推薦されたからで、恥をかきたくないからやりたくない。落語師匠の言葉...うまく演じきれば、自信がもらえる。失敗したらしたで、思うにまかせない歯がゆさ、くやしさを学べて人間が豊かになる。やらなければ、どっちもなしだ...さて、岡本くんはどちらも経験して素晴らしく成長したと思うな。2018/05/05
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