内容説明
季節は秋。3人きょうだいの末っ子のちえちゃんが、初めての干し柿作りに挑戦します。長い竹で柿をとったり、小刀を使って皮をむいたり、ハンガーに柿をつるしてみたり……、おいしい干し柿になるのを待つちえちゃんでしたが、そんなちえちゃんの干し柿をねらって、なんと夜に、干し柿どろぼうがやってきます。勇気をふりしぼって布団の中で干し柿どろぼうを待ち構えるちえちゃんですが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
34
ジブガキの渋抜きには色々な工夫があると思いますが、ちえちゃんが初めて干し柿にチャレンジします。 しぶがきがあまがきに変わるまでを、ユーモラスに描いています。 ページ数を使っているので、とても詳しくわかりました。2022/11/20
花林糖
19
(図書館本)庭の渋柿木の柿で干柿を作るお話。近くの竹藪で竹を取り竹竿を作り、柿を剥き茹で吊るし、カビができたら酒を浸した布巾で拭き取る。そして甘い干柿に。甘い柿と思って渋柿食べた時の衝撃は悲しすぎます。2019/10/20
バニラ風味
19
待ちにまった「かきとり」。竹の竿を使ってかきを取るのは、なかなか難しい。渋柿は、みんなで皮をむいて、ひもやハンガーにくくりつけます。それを熱湯にくぐらせてから、吊るします。吊るしたかきと夕焼け空は、おんなじ「まっかっか」。微笑ましいです。カビが生えたら、お酒に浸した布巾でカビをとる、とは知りませんでした。柿を収穫し、干し柿に加工して、食べられるまでの子供たちのわくわく感が、伝わってます。みんなで食べると、また、いっそう美味しいんだよね。子どもたちの表情も、とても良いです。2019/10/04
メープル
16
息子と娘に読み聞かせ。二人とも才所は興味なさげだったけど、干し柿作りに興味津々で途中からじっくりお話を聞いてくれました。絵や柿のオレンジの色がお話によく合ってました。2022/09/24
遠い日
15
わたしの田舎も秋になればどこの家の軒下にも、渋柿の渋を抜くための日干しの、柿の暖簾が揺れていた。渋が抜けて甘い干し柿になると、寒さがそろそろやってくる。思い出の中の風景だなぁ。2020/08/18
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