内容説明
昆虫の重さはどのくらいでしょう。たとえば、テントウムシは、どのくらいの重さがあるのでしょうか。著者は、1万分の1グラムからはかれる電子天びんというはかりを使って、身近な昆虫の体重をしらべました。昆虫は動きまわるし、電子天びんは精度の高い機械なので、人の動きや空調の風にも反応してしまいます。息をひそめるようにして、1匹1匹、慎重にはかっていきます。この本には60種以上の昆虫が、体重つきで登場します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
63
電子天びんを使って、昆虫の体重測定をする。昆虫の前に、1円玉や爪楊枝、輪ゴムなど身近な物の重さを量ってるのがいい。比較になる。テントウムシは0.05g切手1枚と同じ重さ。カブトムシは10g1円玉10枚分。蝶も生態が違えば重さが変わる。たまご、幼虫、さなぎ、成虫と成長するにつれて変化する体重など興味深い。▽さらっと読了。2019/09/19
のぶのぶ
34
この本も面白い。電子てんびんを使い、体重をはかっていく。テントウムシは、切手と同じ重さ、0.05g。個体差もあるようだ。また、同じような大きさの蝶も、相手の虫を追い払う必要がある蝶と遠くまでグライダーのように風にのり、飛行する蝶とでは、重さが違うことの発見。カブトムシとクワガタムシでは、体重差がかなりあり、勝負にならないこともわかった。昆虫は、幼虫の方が重く、成虫になるほど軽くなる。成虫になると飛ぶのだから軽くないといけないが、体重に関しては逆行する不思議さ。何でもやってみないとわからないことがある。2019/01/27
アナクマ
27
これはすごい。脱帽。「君はテントウムシをつかまえて、手にのせたことがあるかな?」電子天秤を使い、虫が動き回らない工夫をし、1円玉や切手と比較しながら様々な虫の重さを紹介する。◉それだけではない。ナナホシテントウの群れの結果(体長のバラツキは1.25倍なのに体重差は2倍あった)。縄張りを守るためにオオムラサキは重く、アサギマダラは長旅をするために軽い(のではないかと)。カブトムシ幼虫30g蛹20g成虫10g。◉なんと1200種類の体重測定をしたうえでの実証と推察。探求の量が質に転換する好例。すごいよ。2023/03/18
たーちゃん
27
昆虫の重さの軽いこと。でも一つ一つ大切な命なんですよね。カブトムシの幼虫って私も昔手に乗せたことがありますが結構な重さに感じました。幼虫は30㌘。成虫は10㌘。息子といつか重さを感じられる日がくるといいなと思います。2021/01/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
18
体重計や料理用の計りでは、昆虫の体重は計れない。電子天びんで様々な昆虫たちの体重測定ができる。昆虫ではないけれど、1円玉の重さは約1g、千円札も一万円札も約1g。価値は違うけれど重さは一緒(笑)テントウムシの重さは切手1枚分とほぼ同じ。 【知らない世界をのぞくーみんな地球に生きる仲間たち】2022/04/12
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