内容説明
一番電車の車掌さんは前の夜から泊まり込みます。寝過ごさないように「自動起床装置」のアラームをセットして一眠り。制服に着替えて出勤するのはなんと午前4時前です。車掌かばんの中身や、運転士さんとの交信、出発合図の「レピーター信号」など興味深いディテールが詳細に描かれています。電車が安全に、時間通りに走るよう確認しながら、小さなハプニングを一つずつ解決していく車掌さんのお仕事拝見!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
44
読み聞かせ(327)車掌さんの朝の仕事がよくわかる。電車好きの子の反応ぶりが凄まじかった。難しい用語があるので、その度補足を入れなきゃいけないのは、ちょっとつらかったけれど、こういうのもいいと思った。2015/02/10
けんちゃん
23
読友さんのご紹介本。中央線で車掌をなさっていた作者が、一番電車が三鷹ー東京間を往復する様子を丁寧に書いています。乗車前後の車掌さんの様子、乗車中に車掌さんが発する意味不明とも思える言葉が、ひとつひとつ取り上げられていて、思わずうなずいてしまいます。日頃何気なく利用しているところで、誠意をもって働いている方々にあらためて感謝!頭が下がります。トラブルなども多くご苦労も大変かとは思いますが、これからも安全に、よろしくお願いします。てつな子どもたちだけではなく、大人にもオススメです。2012/01/27
しろくま
19
4歳11か月の息子と。運転士さんではなく車掌さん!車掌さんの仕事ぶりがよくわかります。所々出てくる時計の時刻はかなり大切。文章も多めなので読むのが疲れましたが息子はよく聞いていました。始発の電車に勤務するためにはずいぶん早くから準備しているのだな~。専門用語も多く、マニアック。ただ、車掌さんの仕事を知るにはとてもよい本だと思います。今は車掌さんというお仕事、減っているのかな~?そうでもないのかな?2019/02/17
えがお
16
いちばんでんしゃのうんてんしゅさん読んで、すごく良かったので思わずこちらも取り寄せ!できれば、うんてんしゅさんバージョンとリンクしていたらよかったのだけど、取材する人が一人だと、同時に同じ電車の運転手さんと車掌さんはカバーできないのかな。別の日だったのはなんとなくザンネン。ただ、緊急停車したり忘れ物があったりエピソード満載なのはこちら(笑)。うちのテツオな息子たちがいつも運転室とか車掌室張り付いて観てるけど、カードくれたり手を振ってくれたり、いつもありがたい。大変な仕事だなあ。面白かった2014/03/22
kazu_tea
16
あまり知られていない車掌さんの仕事がリアルにとても詳しく紹介されています。平仮名で書かれた専門用語がちょっと読みにくかったけれど、車掌さんのご苦労なども伝わってきて興味深かったです。2013/09/21