内容説明
まだ中国への旅行が広く解禁されていなかった1980年。シルクロードの入り口である敦煌を目指し、未知なる国を駆け抜けた著者初の中国旅。
さらに8年後、日中共同楼蘭探検隊の一員として参加した、タクラマカン砂漠の過酷な旅。
著者のこれまでの人生の中で忘れ得ぬ二つの旅を振り返り、当時書けなかった事実や逸話を新たに盛り込んだ探検紀行。
椎名誠の旅の原点がここにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりまき
15
2024(103)1980年日中共同楼蘭探検隊の探検記録。44年前の中国。扉がないとか、数が少なくて大行列といったトイレ事情がショック。椎名さん節で楽しく拝読。今の中国の様子も知りたいです。 2024/04/16
りょうけん
11
<華> シーナ兄い。何回か敦煌/シルクロード/楼蘭の旅には行っていて著作もいくつかあるハズ。本書はその旅のなかでも1980年頃に一番最初に行ったやつの事を中心にして描いている。時々現在の中華国への意見も書いているけど,まあ大概は「昔はひどかったけど今も本質的に(中華国は)ひどいもんだよぉー」って内容で これは結構面白い。 2023/04/14
ドナルド@灯れ松明の火
11
テレビとタイアップして行ったシルクロード探検の顛末譚。今も変わらぬクソ中国の本質が細かく描かれている。2022/06/15
りょう
6
若きシーナさんの、楼蘭紀行の思い出の一冊。いろんなところで、少しずつ読んでいたことも改めて読むとやっぱり面白い。とんでもない時代に、よく行ったなあと思う。2023/02/14
琉希乃
3
職場で編集用に聞いたもの。 シルクロードって何となく綺麗なイメージあったけど作者の体験記読むと大変そう。ご飯とかトイレ問題もあるし昔に行ったの凄いー2023/05/11